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第8話 やきもち(2)

 ガッ!! と実際に音がしたのではと思うくらいの勢いで目を開けた。急いで起き上がったが、周囲にあるのはいつもの自分の部屋の物や壁で、眠りについたときと同じ布団で寝ている。全然宇宙船の中じゃなかった。 「何だよFD星人って……」  俺はタオルケットにがっくりと突っ伏した。夢は無意識の表れとかいうが、いったい俺の何が噴き出てきたっていうんだ。宇宙人が攻めてくるとか考えたこともないんだが。壮大ながら意味も関連もわからない夢だった。

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