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第二章・7
「どう? 気持ちいいかい?」
「んぁ、あ。変な気持ち、です」
乳首を舐め、甘噛みしながら玄馬は幸樹の後膣を丹念に慣らした。
すでに指は2本入り、くちゅくちゅと可愛い音が鳴っている。
(しかし、ローションだけでこんなに濡れるか?)
怪訝に感じた玄馬は、いまさらのように幸樹に尋ねた。
「幸樹くん。もしかして君は、Ωか?」
「あ、はい……」
幸樹の後膣からは、Ω特有の体液が分泌されていたのだ。
何てことだ!
(スキン、用意しなきゃならん!)
万が一、彼を妊娠させたりしたら!
(カフェのマスターに、刺されるな)
苦笑いをし、玄馬はゆるく勃ち上がっているペニスに、スキンを着けた。
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