17 / 195

第二章・8

 指を3本に増やし、体内のスポットを弄り続けると、幸樹の反応は強くなった。 「あぁ、あ。はぁ、はぁ、あぁ……!」  シーツを掴み、髪を散らして、必死で昂ぶりに耐えている。  その様は、あけすけに悦がって啼くより煽情的だった。  玄馬に、新鮮な興奮を与えていた。 (こんなお子様に、これほど強くそそられるとは)  玄馬のペニスはすっかり硬く勃ち上がり、早く与えろと悲鳴を上げている。 「幸樹くん、挿れてもいいか?」 「え? もう、入ってます」 「指じゃなくって。別のもの」 「あ……」  幸樹はもう真っ赤になって、顔をそらせてしまった。  それでも、乱れた呼吸で小さな声で。  言うのだ。  はい、と。 「可愛いよ、幸樹くん。すごく、可愛い」  玄馬は、もう待てないとでも言うように、かちかちに硬くなった先端を紅く染まった蕾へと押し当てた。

ともだちにシェアしよう!