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第六章・2

「い、いけません。ダメ……ッ」 「したくない? なぜ?」  床に腰を落としてしまった幸樹の脚を開きながら、玄馬はゆったりと微笑んだ。  あらわになった白い胸を撫で、小さな乳首を指で押し嬲っている。  息を弾ませ、幸樹は首を横に振った。 「この後、講義があるんです。こんなこと、しちゃったら」 「講義どころじゃ、なくなる?」 「は、はいッ。あぁ、ダメぇ……ッ」  拒みながらも、幸樹の前は張り詰め始めている。  そこを、玄馬は布の上から爪で優しく掻いた。 「うぁあ!」 「一回抜いて、スッキリしてから。それから、講義を受けるといい」  玄馬は幸樹の体を裏返して、壁にそっと押し付けた。

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