51 / 195

第六章・6

(ヤだ。何だか、レイプされてるみたい)  一度そう思ってしまうと、後はとめどもない。 「や、やめ。やめて、玄馬さん!」 「いまさら、どうした? こんなに咥え込んでるのに?」  玄馬の腰が、幸樹の尻頬を叩く。  ぱん、ぱん、と淫らな音が鳴る。 「あ、あぁ! ダメなのに! 嫌なのにぃ!」 「もう、諦めろ」  ぐちゅん、ぐちゅん、と濡れた音が立つ。 「あ! いやッ! だめだめだめ、はぁ、あぁあ!」  大きく引き攣り、幸樹は三度目の精を吐いた。  ぱたり、と床に染みが落ちる。  精液はスキンの中に行儀よく収まっているが、汗が流れて零れ落ちる。 「幸樹、幸樹……ッ」  玄馬も、初めての時とは違う幸樹の魅力に、早々に白旗を上げた。 (いや、だが。私はスキンを着けていない!) 「幸樹、今日は安全日か?」 「はぁ、はぁ、っく。は、はい!」 「中に出しても?」 「え!?」  答える間もなく、玄馬は幸樹に熱い精を与えていた。

ともだちにシェアしよう!