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第六章・6
(ヤだ。何だか、レイプされてるみたい)
一度そう思ってしまうと、後はとめどもない。
「や、やめ。やめて、玄馬さん!」
「いまさら、どうした? こんなに咥え込んでるのに?」
玄馬の腰が、幸樹の尻頬を叩く。
ぱん、ぱん、と淫らな音が鳴る。
「あ、あぁ! ダメなのに! 嫌なのにぃ!」
「もう、諦めろ」
ぐちゅん、ぐちゅん、と濡れた音が立つ。
「あ! いやッ! だめだめだめ、はぁ、あぁあ!」
大きく引き攣り、幸樹は三度目の精を吐いた。
ぱたり、と床に染みが落ちる。
精液はスキンの中に行儀よく収まっているが、汗が流れて零れ落ちる。
「幸樹、幸樹……ッ」
玄馬も、初めての時とは違う幸樹の魅力に、早々に白旗を上げた。
(いや、だが。私はスキンを着けていない!)
「幸樹、今日は安全日か?」
「はぁ、はぁ、っく。は、はい!」
「中に出しても?」
「え!?」
答える間もなく、玄馬は幸樹に熱い精を与えていた。
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