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第六章・7
何、これ。
中出し!?
やだ。
全然、違う!
「やッ! んんぁあ! はぁ、あぁ、ぅあああ!」
体内を駆け巡る、玄馬の分身。
幸樹はその刺激に、場所も忘れてはしたない声を上げていた。
お腹の中……、熱い……ッ!
「んんぅ……」
受け止め切ってしまうと、幸樹は壁に全身を預けてぐったりと力を抜いた。
「大丈夫か、幸樹」
「大丈夫じゃ、ありません……」
ゆっくり幸樹から引き抜くと、玄馬は彼の体を支えた。
胸に抱いて、さすってあげた。
「悪かった。少し、調子に乗りすぎた」
「玄馬さん。僕、眠いです……」
解った、と玄馬は幸樹の衣服を整えながら言った。
「少し、休むといい」
そして彼を背負うと、収蔵庫から出た。
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