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第七章・3

 翌日の開店と同時に、玄馬はカフェを訪れた。  遠山は、それを正面から出迎えた。 「お久しぶりです、マスター」 「5日しか、間は空いていないよ」 「今日は、私から重要な提案があります」 「奇遇だな。私もそうだよ」  一触即発の二人を見て、幸樹はハラハラしていた。 (二人とも、大人だから。まさか、殴り合いになんかならないとは思うけど)  玄馬と遠山の距離が、近づく。  そして、二人同時に声を張っていた。 「幸樹くんとのお付き合いを許していただければ、このカフェは諦めます!」 「幸樹くんと別れてくれれば、このカフェを立ち退こう!」  互いの主張を聞き、玄馬と遠山は唖然とした。  まさか、こんな条件を付けてこようとは!

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