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第九章・7
「んぅ、あぁ! お願い、玄馬さん。もう、僕、もうッ!」
「いい子におねだり、してごらん」
体位を変え、今は後ろから突かれている幸樹だ。
バスタブのへりに腕を乗せ、激しく揺さぶられている。
「おねだり、だなんて。は、恥ずかしいです!」
「困った子だ」
玄馬は今度はゆっくりと、幸樹の腹側を擦った。
ペニスの硬い先端で、たっぷり彼の敏感なスポットをいじめた。
「ひぁ、あぁ! はっ、はッ、はぁあ!」
「さあ、言うんだ。その唇で、はしたない言葉を」
「くッ。僕、玄馬さんの……、欲しいです」
一部分がよく聞こえなかったが、いいだろう。
これ以上彼を嬲るほど悪趣味ではない、玄馬だ。
幸樹の腰をしっかりとつかむと、力強く抽挿を始めた。
「あ! はぁ、あ! 玄馬さ……、んんぅう!」
「受け取るといい!」
玄馬の精が、ようやく幸樹に渡された。
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