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第十五章・4

 玄馬のパジャマは幸樹にはぶかぶかで、すぐにするりと脱げてしまった。  白い裸身をダウンライトの下にさらし、幸樹は甘いキスを味わった。 「カレー味、ウイスキー味の次は、何の味がする?」 「玄馬さんの味です」 「嬉しいね」  玄馬は唇を幸樹の首筋に下ろし、ゆるく吸った。 「ん……、玄馬さん」 「節度を守って、だったな」  キスマークなんか付けたら、マスターに殺される。  喉で笑いながら、玄馬はさらに唇を下にずらした。 「あ、そこ……。んぅっ」 「ここが、好きだな」  可愛い幸樹の小さな乳首を、玄馬は舌先で掘り起こし、唾液でぬるぬるにしてから唇で強く食んだ。 「んんぁ。あぁ……ッ!」  幸樹の性器が、ゆっくりと勃ち上がって来た。

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