「うぅ…くぁっ！はっ…ぁあああ…んっ…っめて…やめぇ…あああっ！」 律の身体の上を4本の手と2枚の舌が蠢く。性欲の少ないと言っていた割には、しっかりとそれらに反応し、喘ぎ声を上げながら荒い息を吐く。宗也の目の前で硬くそそり立たせている律のモノにごくりと喉が鳴り、おずおずと手が伸びた。 「こら！宗也。それは俺のだから触るな！」 それに触れる直前に志貴の手が宗也の手をパチンと叩き落とす。 「えー？！僕だって律先輩のに触れたいです！」 頬を膨らまして志貴に抗議する宗也のおでこをピンと指で弾くと、だーめと笑って志貴が見せつけるように律のを口に含んだ。 「し…きさ…っくぅ！イっちゃ…から…ぁああああ！」 先端を舌でぐりぐりと刺激され、背中がのけぞる程に感じている律を恨めしそうに見ながら、だったらと宗也の手が律の背中から腰に向かって下がっていく。 「律先輩のここに、僕の指入れてもいいですか？」 キュッとすぼまった律のヒダ周りをくすぐるように触れながら二人を見上げる。 「だって…律？どうする？」 志貴が口を離して律に尋ねる。 「俺…やだ…入れる…の、やだぁ！」 志貴に果てそうになる直前まで溶かされた腰を震わせながら、律が嫌がるのを志貴が分かったよと言うように頭を撫でると、宗也を見ることなく答える。 「…と、言うことだから…」 そう言うと撫でていた手を止め、志貴の手が自分の足をくぐらすように背中に回っていく。それが何を意味するのかに気が付いた宗也の目が志貴に釘付けになった。 「ん…くぅっ！」 パチンとベッド脇に置いてあったローションの蓋を開けると、それを垂らした指でゆっくりと自身のヒダ周りをそろそろとなぞり、宗也の視線が注がれるのを意識しているのか、見えるように少し腰を上げてぬぷっと音を立てながらいやらしく埋めていく。 「え？！自分でやるんですか？」 宗也がその指の動きに顔を真っ赤にしながら尋ねる。 「律はされたくて入れたい、俺はしたくて入れられたい…それと俺は誰にもマウント取られたくないんだよ。だから他人に自分の体をいいようにされたくない…って事。俺のことはいいから、律に集中してやれよ…俺が気持ちよくなる為にも…ほら！」 そう指を動かしながら、甘い声を上げる志貴を見て宗也の目が意地悪そうに細くなり、舌で唇を舐めた。