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第14話
「まずは、志貴先輩に乗っかって下さい。志貴先輩の腰を高く上げて、そしたらその上に律先輩が跨って…肩、押しますね?」
「待って!宗也、ま…っああああああああ!!」
志貴が自分の手を入れたままで律のを受け入れてしまい、泣き叫ぶ。
「宗也!」
律があまりにもひどい宗也のやり方に、自分のを志貴の中から抜こうとするが、きゅんと絞られて止まった。
「志貴さん、何をやっているんですか?!」
驚く律に、抜かないでぇと志貴が甘ったるい声で言う。
「だって、辛いでしょ?!」
そう言う律に志貴はふるふると頭を振る。
「初めは辛い…けど、段々と気持ち良く…なって…だから…宗也ぁ!宗也のも早くちょうだーい!」
律の驚きと共に蔑む視線も今の志貴には、ご褒美でしかない。
確信はあったけれど、初日でこんなに堕ちるとは…
宗也が二人を見て思う。
志貴の素質には随分前、この部屋に入室した直後には気が付いていた。
典型的な自分を強く見せたいが為に、相手に対して必要以上に強い態度に出るタイプ。
しかし、自分は奉仕する側で入れられたいのだと言う。
その上、一番気持ちいい顔をするのが律先輩に激しく突かれている時だって、自覚もないんだろうな。
今も、手を入れてあんなに痛い痛いと泣き喚いていたのが一転、律のも咥え込んだ挙句、余りにも辛そうだと思った律が志貴の中から抜こうとするのを、抜かないで欲しいと懇願している。
僕のもって、あのまま入れる気なのかな?
流石にそれは体への負担が大きすぎる。
止めないとどこまでも言ってしまうタイプはタチが悪い。
結局は僕が止めないと…理性を保つって難しいのにさ。
すでに律が困ったような顔でいるのを全く無視して、志貴はその腰を懸命に動かして、律にもっともっととねだっている。
そろそろ律先輩の方も限界かな?
縛り上げられたままで、キツい志貴の中に挿れられた律の口から我慢しきれない声がこぼれ落ちる。
「宗也ぁ!痛い!千切れちゃう!っこれぇ、早く取ってぇ!」
律が志貴の中から抜こうとするが、志貴はようやく手にいれた自分を快楽へと導いてくれるモノを簡単に手放すわけもなく、二人の攻防が志貴の胎内で始まっていた。
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