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第8話
「……岩浪君……」
鮎原君に布団に倒され、衣服を脱がされる。
今まで何度となくされてきた事なのに、今はこんなにも恥ずかしい。
「顔だけでなく、身体も白百合の様に綺麗だ」
僕と同じ姿になった鮎原君の身体が重なってくる。
「そんな事……っ……」
身体中に唇を寄せられ、時折強く噛まれる。
「うぅ……っ……!!」
誰にも触れられた事のない、男性器にしては小さなソレを鮎原君の口に含まれると、それだけで頭が真っ白になった。
「は……っ、あぁ……ッ……!!」
舌で愛撫されながらきつく吸われると、僕はすぐに達してしまっていた。
「綺麗だよ、その顔も」
「や……ぁっ……」
達したばかりの男性器を握られながら、敏感な女性器の入口を撫でられる。
「穢された君の綺麗な身体……最期に俺が綺麗にしてあげる……」
「あ……あゆはらく……あぁぁ……っ!!」
甘い声で僕の耳を擽って、その舌で汚れた女性器を舐める鮎原君。
こんなにも優しくされた事なんてなくて、僕は女性器の方でも達してしまっていた。
「岩浪君、大丈夫かい」
「う……うん……」
その腕で抱き締められ、厚い胸板に顔を埋められると、鮎原君の鼓動が早鐘を打ち、下腹部からはその昂りを感じた。
「鮎原君……我慢してるなら無理しないで。僕……大丈夫だから……」
「我慢はしてないよ。だからもっと、君の可愛い姿を見せて欲しい……」
「ひ……っあぁ……ッ……!!」
両方の性器を手で弄られて、僕は叫んでしまっていた。
「や……やめて……こんなの……初めてで怖い……っ……」
「怖い……?大丈夫だよ、怖い事なんて何もないから。俺に任せて」
男性器をゆっくりと扱き、女性器に指を挿入してくる鮎原君。
僕は気が狂いそうなくらいの快感に襲われた。
「ぁ……んん……ぅっ……」
それなのに唇まで塞がれて、鮎原君の吐息で耳まで犯される。
あぁ、出来る事ならこのまま死んでしまいたい。
この腕に抱かれたまま死ねたらどんなに幸せだろう。
そう思うと、涙が溢れてきた。
「岩浪君……」
その涙を、鮎原君は舌で拭ってくれる。
「……こんな気持ち……初めて……」
僕がそう言うと、鮎原君は笑った。
「どんな気持ち……?」
その手は僕を責め立て続けたままで、くちゅくちゅと僕の性器はいやらしい音を響かせていた。
「このまま死ねたら……なんて……思った事……なかった……」
その快感で、僕は息を上げながら鮎原君に言う。
「……俺もだよ」
「あぅ……ッ……!!」
僕の女性器の中にある鮎原君の指が、一番弱いトコロを突く。
「あぁッ、ソコ……っ……!!」
指で何度も何度も触れられて、同時に男性器も激しく扱かれて、僕は同時に達して気を失っていた。
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