8 / 50

第8話

「……岩浪君……」 鮎原君に布団に倒され、衣服を脱がされる。 今まで何度となくされてきた事なのに、今はこんなにも恥ずかしい。 「顔だけでなく、身体も白百合の様に綺麗だ」 僕と同じ姿になった鮎原君の身体が重なってくる。 「そんな事……っ……」 身体中に唇を寄せられ、時折強く噛まれる。 「うぅ……っ……!!」 誰にも触れられた事のない、男性器にしては小さなソレを鮎原君の口に含まれると、それだけで頭が真っ白になった。 「は……っ、あぁ……ッ……!!」 舌で愛撫されながらきつく吸われると、僕はすぐに達してしまっていた。 「綺麗だよ、その顔も」 「や……ぁっ……」 達したばかりの男性器を握られながら、敏感な女性器の入口を撫でられる。 「穢された君の綺麗な身体……最期に俺が綺麗にしてあげる……」 「あ……あゆはらく……あぁぁ……っ!!」 甘い声で僕の耳を擽って、その舌で汚れた女性器を舐める鮎原君。 こんなにも優しくされた事なんてなくて、僕は女性器の方でも達してしまっていた。 「岩浪君、大丈夫かい」 「う……うん……」 その腕で抱き締められ、厚い胸板に顔を埋められると、鮎原君の鼓動が早鐘を打ち、下腹部からはその昂りを感じた。 「鮎原君……我慢してるなら無理しないで。僕……大丈夫だから……」 「我慢はしてないよ。だからもっと、君の可愛い姿を見せて欲しい……」 「ひ……っあぁ……ッ……!!」 両方の性器を手で弄られて、僕は叫んでしまっていた。 「や……やめて……こんなの……初めてで怖い……っ……」 「怖い……?大丈夫だよ、怖い事なんて何もないから。俺に任せて」 男性器をゆっくりと扱き、女性器に指を挿入してくる鮎原君。 僕は気が狂いそうなくらいの快感に襲われた。 「ぁ……んん……ぅっ……」 それなのに唇まで塞がれて、鮎原君の吐息で耳まで犯される。 あぁ、出来る事ならこのまま死んでしまいたい。 この腕に抱かれたまま死ねたらどんなに幸せだろう。 そう思うと、涙が溢れてきた。 「岩浪君……」 その涙を、鮎原君は舌で拭ってくれる。 「……こんな気持ち……初めて……」 僕がそう言うと、鮎原君は笑った。 「どんな気持ち……?」 その手は僕を責め立て続けたままで、くちゅくちゅと僕の性器はいやらしい音を響かせていた。 「このまま死ねたら……なんて……思った事……なかった……」 その快感で、僕は息を上げながら鮎原君に言う。 「……俺もだよ」 「あぅ……ッ……!!」 僕の女性器の中にある鮎原君の指が、一番弱いトコロを突く。 「あぁッ、ソコ……っ……!!」 指で何度も何度も触れられて、同時に男性器も激しく扱かれて、僕は同時に達して気を失っていた。

ともだちにシェアしよう!