「ごめんね。可愛い君を見たくてついやり過ぎてしまったよ」 気がつくと、僕は鮎原君の腕の中にいた。 「鮎原君……」 身体はまだ熱くて、それなのに更なる熱を求めていた。 「お願い、僕とひとつになって」 その身体にしがみつき、懇願する。 僕は初めて、自分からそうなりたいと思ってしまっていた。 「……いいの？俺、君を傷つけてしまうかもしれないよ？」 「君になら何をされても構わない。君になら殺されたって……」 「……嬉しいよ、君にそこまで言ってもらえるなんて……」 その男らしい身体が僕を包みこみ、堅くなった先端が僕の身体に……ソレを待ち望む女性器に触れる。 「ふぁ……あぁっ……！！」 僕の中に入ってくる、熱くて堅い雄。 「岩浪君の中……すごく熱い……」 「ひぁっ！！」 次第に荒い呼吸になっていく鮎原君。 その雄に一気に貫かれて、僕はまた気を失いそうになった。 「愛してる……誰よりも君を……愛してる……」 「あっ、あぁっ、僕も……あいしてる……うぅっ……！」 激しく腰を打ち付けられて、僕はそれに応えるように淫らに腰を振った。 「あぁッ、くるっ、また……くる……ッ……！！」 鮎原君と繋がったまま、僕の女性器は達していた。 「岩浪君……っ……！！」 鮎原君が僕に快感で歪んだ顔を見せてくれた後、僕の中で射精してくれた。 けれど、ソレはまだ熱く堅いままで、僕らはそのまま抱き合いながら繋がっていた。 「はぁ……ッ、凄いよ、鮎原君……」 まだお腹が熱い。 放出された精が僕の中で息づいてような気がした。 「君のせいだよ。君がこんなにも綺麗だから……」 「うあぁッ……！！」 下から突き上げられ、弱いトコロにその先端が当たる。 「はぁっ、あぁぁっ……！！」 余りの快感に、声にならない声しか出ない。 「俺ので君のお腹、いっぱい満たしてあげる」 首筋を噛まれながら腰を掴まれて、鮎原君を深く深く感じさせられる。 最初で最期の夜。 僕は初めて心も身体も満たされたんだ。