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中学時代 2
「夏越……親にバレたかもしれん…どうしよう、どうしよう」
あの日の帰り、玄関先で別れ惜しくなって抱きしめたところを母親の友達が見たらしく家に帰るなり問い詰められた。
「大丈夫だよ、ゆうくん。ちゃんと話せばわかってくれるよ」
俺と違って夏越は落ち着いていた。
「そうだよな……今少しずつ同性カップルが認められてるもんな。きっと俺らも認められる」
「そうだよ僕らの関係もきっと認められるから、ゆうくんは安心していいんだよ」
***
「雄大! バカな事言わないで頂戴!!」
実際、認められる事はなく俺は引っ越す事になった。夏越を置いて……。
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