徐々に気温が高くなる正午。 夏に向かい変わりゆく景色。 あと一月後には今よりももっと暑くなる。 夏になるのだから当然だ。当然なのだから変わりようが無い。 理解はしているが夏と言う季節は、どうしてこう攻撃的なのだろう。 地球の好転と自転が関係している事は理解しているが、自転の軸の傾き角度が変われば太陽光の当たる時間や面積も変わって季節の寒暖差ももう少しましになるはずだ。 そうすれば、……駄目だ。 日照時間が一年中短ければ、積極的に日光浴を心がけなくては体内にビタミンDの生成出来ず健康維持に問題が生じる。 日光浴をわざわざしなくてはいけないのか。 少々面倒くさい。 それに季節性情動障害で悩む人間が増えるかもしれない。 これは困る。とても良くない。