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第25話
「なんだか意外だな、クロイゼンにあんなにフレンドリーな幼馴染みがいるって」
「無礼な。俺にだって友人はいる」
「そっか……いいな……」
体調の影響もあるのか、セイジュは物悲しい気分になった。
——村のみんな、家族とか、友達とか、仲間とか思ってたけど……
「それ以上考えるな、セイジュ」
「え! また頭読んだの?! そういうのやめてって言ってるじゃん!」
「一応努力はしている」
そう言って、クロイゼンはセイジュの頬に触れるだけのキスをした。
「……ん」
クロイゼンが身を引くと、セイジュが妙なうなり声と共に布団の中に顔を埋めだした。
「セイジュ? どうした?」
「……んん」
額しか見えないくらい顔を布団で覆ってしまったセイジュを見て、クロイゼンは勘付いた。
「調教は充分過ぎるほど順調だな。顔を出せ」
言いながらクロイゼンは布団に手を差し入れセイジュの胸元を摩り始めた。
「は、はぁ……クロイゼン、キス……」
「いいだろう、口を開けろ」
「あ、んんんあ、んっ……」
——俺、おかしくなっちゃったのかな、いっぱいしたせいでもう、中毒、かも……
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