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第26話
「今日から後ろの調教を開始する」
朝起きていつもの部屋にやってきたセイジュに対し、クロイゼンは挨拶もなくそう言い放った。
「後ろ?」
セイジュは思わず自分の後方に振り向いた。クロイゼンは言うまでもなく呆れ顔だ。
「俺は直接的なスラングは使わん。セイジュ、ベッドへ」
きょとんとしたままセイジュがベッドに座ると、背もたれになっていた部分が徐々に降下し、平らになった。
「え、え、普通のベッドになった!」
「セイジュ、最初は慣れないだろうが、おまえの性質からすればすぐに開花する。服を脱いで四つん這いになれ」
「え、は、よつ、四つん這い?!」
「自分で脱げるか?」
「えっ……」
「無理そうだな」
そう言うと、クロイゼンはベッドに歩み寄り、セイジュにキスをしながら徐々にシャツのボタンを外し、脱がせ、デニムのベルトを外した。
「え、待って、脱がさないでよ!」
「今更何を。散々見てきたではないか」
「だけど——んんっ!」
クロイゼンの口付けに意識を奪われたセイジュは、腰にデニムと下着が引っかかった際、思わず自ら腰を浮かせた。
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