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7.スラム街の闇医者と落ちてきた片翼の天使の驚愕②

 事故だ。事案だ。と言っていたわりに、本当はセンジュでいいようにイラマチオさせたヤクモはシャワー室で全裸になって、同じく全裸のエルメールに、性器を突っ込んでセックスをしている。ぐち、ぐちゅ、と、シャワーを流しっぱなしでずぶ濡れで、二人は向かい合ってヤクモがエルメールの片足を持ち上げてピストンしながら、ハァハァと息を荒げている。 「はぁっ、はっ♡ ヤクモっ、ヤクモぉっ」 「ハッ、てめぇも、『神』『神』ってうるせぇわりに、妬いてみたりするんだなぁ?」 「うっ、んっっ♡♡ ふかっ、ふかぃれすぅっっ♡♡♡ この体勢、好きぃっ」 「向かい合って、恋人同士みたいにキスするのがお好みか?」 「はい、ひゃいっっ! キス、キスして、ヤクモっ……♡」 「んー……それよか、こっちも弄ってやる、よっ!」 「ひゃんっ!?」  エルメールの白い胸に咲いた二つの両突起の片方を、ヤクモはぎゅ、と摘まんで引っ張りあげるとエルメールは喉を仰け反らせる。いつも通り目にハートを浮かべながら、涎は流しっぱなしで『はぅ』と声をあげる。 「そこっっ、ちくびぃ!? よわ、弱いから、らめぇっ♡」 「弱い、なら尚更、んっ、吸ってやるっつの」 「ひゃああああんっ!? ちゅうちゅうしちゃやらぁっっ!!?」 「くはっ、ココ弄るとすっげぇ絞まる。いい具合だナァ、エル?」  こりこり、ちゅうう、そう吸い上げて舌で転がし、たまに軽く噛んでやると、キュウウとエルメールのアナルが絞まってヤクモから、精液を搾り取ろうとする。そこを無理やりに腰を引いて、押し付けて奥まで突いて、すると上と下、両方の刺激でたまらなくなったエルメールが、胸元に顔を埋めているヤクモの黒髪をぎゅっとつかんでもっと吸ってと言わんばかりに胸に押し付けて、『くぅんっ!?』と切なげな声をあげる。 「ナァ?」 「はっ、はっ、はっ、ハッ♡ ヤクモっ、やくもっっ♡♡」  スパートをかけながら、胸元から顔を離してエルメールの美しい顔に近づいて、耳元で意地悪く、ヤクモは囁く。 「こんな、に、俺で乱れて俺の名前呼んで善がって、『神』とやらに叱られるんじゃねーの?」 「はっ、ひぃっ、いい、いいれすっ♡ もぉ、叱られてもっっ、良いのぉ♡♡ もっと突いてっっ!!?」 「ハハ、やっぱ、お前淫乱だわ。おらっっナカに出して欲しいか!?」 「出してッ、出してぇっっ♡ 僕のオナカ、ヤクモで、人間でいっぱいにしてぇ♡♡ っ、くぅっっ!!?」  ピュルピュルッッ!! エルメールがヤクモのピストンに射精する。相変わらず、ヤクモより早漏な淫乱天使である。それでもヤクモは、今日は一度出しただけあって、まだまだ余裕がある。イっているというのに、そのエルメールのキュウキュウ絞まるナカをまだまだゴリゴリ堪能して、ズンズン突いてはエルメールの、イきっぱなしの桃色のペニスの先端を、ごしごしと擦ってやる。 「おらっ、まだまだだ、エル、」 「ひぃんっ!? や、やらぁっっ、イってる、イってるのにぃっっ!! ひっ、」 「ハイセツ行為、しないっつっても潮くらい噴けるだろ? ほら、うらうらっ!!」 「ぅっああああああ!!? ひぁああっ、んうっっ!!?」  ぷしゃっ、ぴゅぴゅぴゅっっ!! エルメールは、ヤクモの言葉どおり潮を噴いてしまった。天使だというのに、(ああ、僕、はしたない……)そう、遠い頭で考えては、エルメールの頭の中はヤクモでいっぱいだ。人間、ただの人間だと思っていた。でも、違う。こんなに僕を気持ちよくするなんて、ヤクモはただものではない。そう、世間知らずの天使は思っては、今度こそ本当に、ヤクモから精液を、その腹の中に搾り取ったのであった。ドプン!!  ……。  シャアアアアアア。  しばし、シャワーの水音と、二人の静かな息遣いだけがヤクモのシャワールームに響く。そして、 「……本当に、エル、お前。そんなんで大丈夫なのか?」  ふっと天上で、きっとこんな情事をも見ているだろう『神』とやらを思っては、ヤクモはそう呟いた。

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