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第28話 時期社長??

そんな話聞いてない 「あの…俺全然話しが見えないんですけど…今までずっと放置されていた身で今になってどうしてそんな話になるんですか?」 「…放置していたのはすまなかったがこれは君を引き取った時から決まっていたことなんだよ」 放心状態の俺に幸代が抱いた 「ごめんなさいね、歩夢が病気がちになってしまったのは私のせいなの、あなたに重みになってしまって」 「これからは英才教育を受けてもらう」 「無理です今さら!!」 俺のこんなに汚い体で成瀬グループを支えていくなんて… 「だから英才教育を受けて継いでもらうんだよ、それに今日は歩夢もはじめてパーティーに参加するからな」 視線を感じる 俺は歩夢のほうを見る 睨みつけるほどのすごい目でこちらを見る こわい…と思ったのは初めてだ 「会場の準備が整いました」 「さて行こうか」 俺は弘文に背中を押された 会場には大人…大人… なんだか知ってる顔もいる気がする ゲイパーティーの時に有名な会社の社長も来てたりするので身元がバレないようにしないと…って待って俺売りを【成瀬歩夢】でしてたんじゃないか ヤバすぎる…!!でも顔似てないし同姓同名で運んでくれ、頼む 弘文の後ろについていく幸代は他のところにいった 歩夢も隣に歩く 「おぉ!!こんばんは、本日はお招き頂きありがとうございます」 え…知ってる声… 顔あげられない…目をぎゅっとつぶり 弘文の声すらも受け取れないでいると顔を上に持ち上げされた 「こら、ご挨拶しないさい」 「あ…成瀬…千鶴です」 「成瀬歩夢です」 「息子がいてね、初めましてだよね?」 と弘文が確認すると相手は戸惑った顔をする 俺はと言うと目の前の相手をガン見 「え…?歩夢君?」 まずい!!これはまずすぎる!!! 目の前には五十嵐グループの次期社長、五十嵐さんがいた 「ん?歩夢と知り合いだったかね?どこでお会いしたんだ?」 「…父様私は初めてお会いしました」 「…ん?千鶴か?」 「え…あっ…えーと」 目を反らしたいが五十嵐さんが口パクで後でと言ったので 「すみません、私の勘違いでした…なんかすごく似ている子がいたので失礼致しました」 アハハと棒読むでいい五十嵐さんはその場を後にする 携帯にメールが入った もちろん五十嵐さんから 『どういうことか説明して!!』と これで嘘ついてたことやいろんなことがバレることになった そして次に会ったのは 小山オーナーだった 俺はもう絶望しかない 「ん?君私と会ったのは初めてかな?」 と 「は…初めまして」 いろんな人に挨拶するがみんな聞いたことのあるような名前や君知人に似ているよなど結構言われた 俺って知らない間に社長と寝てたんだ… はぁー偽名ってつかわないほうがいいな 歩夢兄ちゃんに申し訳ない

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