「し…秘密ですよ」 「でも君今さらっと僕に言ったじゃないか…」 「でも五十嵐さんも俺に次期社長って言ってたじゃないですか！！」 「それは立場も住む世界も違うからだろ…」 「そうですよね…住む世界が違うから…」 とうつむき下を向いた もう迷惑かけられない 俺が離れるべきだ…俺は住む世界が違うんだ 一生汚く終わるんだ… 「ねぇあゆ…千鶴君やっぱり一度話し合おう…僕も君のこと好きだしちゃんとしたいからさ」 ふわっと五十嵐さんが頬に手を差し伸べ優しく問いかけた。 「…本当に優しいですね…五十嵐さんって、でも俺は違う世界で生きてます、五十嵐さんとは…え…」 「どうしてまたそんな考え方するんだ」 と抱きついてきた 「え…五十嵐さん」 ヤバい…涙腺が…きれそう… 「バカか君は本当にいつも幸せになりたくないのか！！！」 ポロっポロポロ 五十嵐さんのスーツを濡らし 「グスン…」 涙があふれてきた 肩が震える 「千鶴君？」 「俺だって…俺だって、幸せになれたらって思いますよ…でもそんな可能性とうに………………捨てました」 俺は拘束を解き 千鶴君の顔を見る 頬には殴られた痕が残っていた 「五十嵐さん俺を救ってください」 希望持ってもいいんだよね？ そうなの？ 俺の気持ち言って逃げたりしない？ もう捨てないで… 「！？分かった、ずっと一緒にいよう。でも話してね昔のこと、聞いても気持ちは変わらないから」 「本当ですか？」 「何回千鶴君を抱いたと思ってるんだよ」 「…ありがとうございます…んっ」 五十嵐さんがキスをしてきた。 優しいキスが体全体に染み込み安心を与えてくれた。 その夜歩夢に掴まり アナルに挿入され 性奴隷として扱われるようになってしまった 五十嵐さんの助けはいつ来るのやら待ち遠しい 「早く会いたい…」