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第33話 度胸のある子

「はぁー君すごい度胸だね…それに場所変えた方がいいかな、サイレン聞こえるし」 「場所…ねぇ、俺たちはお暇させてもらいますよ」 早川の腕をとり逃げられる機会をうかがう 「本当に君凄いや…ここから逃げようと考えてるなんて…」 「おい、成瀬無理だ、後ろも前も塞がってるんだぞ」 「俺たちが粘ればお兄さん達は独房行きだろ?」 「君みたいに頭の回転が早い子は嫌いだよ」 は!? 後ろからの殴りに気がつかなかった 有川の動作に気を配りすぎてしまった 「成瀬!!成瀬…」 遠くで聞こえる早川の声 でも早川の声も途中で途切れた 俺たち二人は車に乗せられ連れてかれてしまった 車の中 成瀬は完全に意識を手放したが 俺は媚薬を盛られ有川の膝の上に跨がり濃厚なキスを味わっていた、両手は後ろで拘束されている チュチュ… もちろん車の中には有川以外の男、運転手も含め4人が乗っていた後ろが大きめの車でカメラとかジーッと言う音も聞こえるから撮影されてる 俺はいいけど成瀬も制服着てるためいろいろまずい気がする 媚薬盛られてるせいかいつも以上にキス気持ちい こんなこと有川に悟られたくないけどいやでも腰が動く 「なに?その可愛いおねだり?」 「んあ…はぁ」 お尻に当たる有川の勃起したペニス ぐりぐりと体を押しつけてしまう 「挿入してほしいの?」 「ん…いやぁ…」 俺と有川の世界に入り込んでいたが唐突に 「有川さんこいつもしかしたら早川と同じサイトのNO.1かもしれませんよ」 「あ?今いいところなのに」 と後ろを向く まずい… 「成瀬歩夢…成瀬はあってますね、でも学生証には成瀬千鶴ってありますよ?」 「成瀬歩夢ってたしか兄の名前じゃなかったでしたっけ?」 「てことは偽名使って稼いでたってことか罪深い子だな」 と男達が話し合いをする 身元がバレてしまった成瀬 「でもNO.1ってことは後ろ最高ってことですよね?滅茶苦茶にしてもいいですか?」 「あぁ勝手にしな」 とOKが出たのでいろいろ準備をする男達、適当に話をしていると 山奥の屋敷についた ここは知ってるよく連れてこられるところだ 俺は部屋に移動され吊される 成瀬は拷問椅子に座らせられた 天井が吊すことのできる機械で両腕をあげられ全裸にされる 足を椅子におき少し宙に浮く 足が椅子から離れたら全体重が腕に乗っかるので気をつけなければならない そんな余裕もないが 「ん?」 うっすらと目を開くと前に早川が吊るされていた 「起きたか?大丈夫か?」 「ん?早川?」 「うん、ここ山奥の屋敷なんだよ、でもまずはこの鎖を外さないとヤバいんだけど…どうしたらいいかな?」 「さっきの人たちは?」 「たぶんまだ来ないと思う、いつも俺をその椅子に座らせた後どっか行くんだよね」 「これ拷問椅子か…」

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