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第42話 監禁生活から脱出

でも気合いだ!! もう一度 とその時まさかの人が部屋に入ってきて俺の首に手をかけ、そのまま床に頭をぶつけた 「くっ…」 「どういうことかな??歩夢君、廊下まで聞こえていたよ」 全身の体重で俺の首をしめる 「く…っ」 力が強すぎて抵抗できない まずい…意識が遠のく 「僕の調教足りなかったかな?もう少し酷くしないとだめだった?鞭打ちとか足切断とかしないとダメだったのかな??」 「う…」 涙が垂れる バタバタと後ろから 白縫と日向が入ってきた 「あっ」 「オーナーそこまでにしないと本当に死んでしまいますよ」 ととめに入った 「…うぅ…く」 抵抗の力がなくなり 意識を手放そうとした時 大きな音が聞こえ現実に引き戻された 「なんだ?」というと歩夢の首が解放された 「ゴホゴホ」一気にたくさんの空気が入ってきたのでせき込む 日向がなにかの機械を手にしていた 窓が爆発したんだ 「おまえ!なにしてる!!」 「オーナーすみません、さすがに人殺しは見逃せませんでした」 「こんなことをしてただで済むと思ってるのか??」 「罰なんて受けません、受けるのはあなたのほうです」 日向と小山のやり取りをしている間に俺はシーツを窓に垂らし脱出をした 「オーナー後ろ!!」 「歩夢!!!戻ってこないと地下牢に入れるぞ!!」 地面に足を付くと思いっきりあっかんべぇーをして屋敷を抜け出す もちろん裸なのでシーツを体に纏った状態 「白縫、早く車を出せ、追いかけるぞ!!」 と走ろうとするが途中で床に叩きつけられる 「白縫はもう寝てますよ」 「なんだと!!日向!!お前何者だ!!」 小山を下にして話す 「あるお方にこの依頼を申し付けられました、私の上司に【菊池裕太】に似たような人が今犠牲になっているかもしれない、助けるか?と言われました。実を言うとまだ警察官なりたてなんですけど、いい機会でした、本当に お前みたいなやつがこの世からいなくなればいいと俺も思ってます、あと日向じゃなくて俺は 【小野寺拓海】覚えとけ」 と言い腕をへし折った グギッ 「あーーー」小山の声が屋敷中響き渡る 『隊長、任務終わりました、被害者の確保はどうしますか?今彼の自己判断で逃げてます』 『ご苦労様、そうだね、見守りでもう少し任務続行でお願い』 『了解、俺は救えましたでしょうか?裕太みたいな人を…』 『小野寺…よくやったよ』 「ふぅーもう少しだ」 小山に手錠をかけ、待機していた警察官に渡すと窓から成瀬歩夢を追いかける

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