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第54話 五十嵐グループ
若者の街「幸道」駅前に大きなビルがそびえ立つ
かの有名な五十嵐グループのビルだ
駅、目の前は会社
裏は住居地帯になっているなんとも大胆な建築をしたなと他のグループから恐れられるほど
そこの社長を務めるのが五十嵐 重次郎 (50)。なんとも重々しい名前だ
その息子
五十嵐 颯斗 (23)副社長
五十嵐 航平 (16) 高1
そんな航平の物語です
上級高等学校
「五十嵐航平」
「はい」
「あとで理事長室に、呼んでたぞ」
「理事長先生が?」
「お前なにか悪いことしたんじゃないか?」
「えーしてないよ」
と呼ばれた本人と友人は会話していたが先生に怒られる
「こらー静かに」
HRが終わり10分休み
「ねぇーお願い一緒にきて」
「えーなんで俺が」
こいつは幼なじみの高木忍武 、幼稚園から同じ
「お願い」
とズイと頼み込むが
「時間なくなるぞ」
「あーもう意地悪」
「移動教室だから荷物持っていってやるから、一人で行ってこい」
「うー裏切り者」
俺は足音を無駄に立てて理事長室に向かう
「あららー坊ちゃんのお世話は大変ですな」
「あ#」
「そんな怒るなよ、でも大事にしないと食っちゃうよ」
「女じゃねんだから」
「くっ」
「ふん」
今の意地悪というかバカは水島蓮
俺や航平にちょっかいを出す悪い虫
なんでそんなやつがこの学校にいるのか不思議だ
ここは日本1難しいと言われている高校
入試問題も東大や京大の問題が出る
理事長室をあとにし廊下で忍武と会う
「どうだったの?」
「うーんもっと成績上げた方がいいよって言われた」
「まぁ確かに10位内に入ってないもんな」
「お前!!」
「まぁ航平なら少しちゃんと勉強したら大丈夫だって!」
と頭ガシガシすると
「ちょっせっかくセットしたのに乱れたじゃん!!」
「今から彼女と会うの?」
「駅前にできたフルーツパフェが食べたいんだとよ」
「ふーん、まぁ水島家のお嬢様だしな…っん?水島ってこの学校の蓮とは違うよな」
「まさかーあんな野蛮人のとこじゃないだろ」
「それなら安心だ」
駅まで下校しそこから別れる
次の日
「おはよ忍武」
「おはよ航平」
教室での二人は前後関係
「ねぇ俺昨日やっちゃった」
「ちょっ!!まじで?」
「うん、お嬢様がさお腹いっぱいになったから予約してたホテルでさひと段落ついてたら上に乗っかってきてそのまま…」
「まじか…中出しとかしてないよな?」
「うん顔射ならした」
忍武は顔に手を置き
「まじか…それは失礼だぞ、なにか問題でも起きたらさすがに…」
「五十嵐いるか?」
と先生
「おい、どうすんの?なんかバレたんじゃないの?」
「ええー!」
「五十嵐いた、ちょっと職員室まで来い」
「はい」
連れてかれる航平
その後ろ姿を見る俺
そしてその横から
「ねぇ大変なことしちゃったね」
と水島蓮
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