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第55話 セフレ関係

「お前に関係あんの?」 「時期後継者に顔射なんてなかなかだよ」 「やっぱりお前のとこの人だったか」 頭を抱える 「条件次第ではこのことはちゃらにしてあげてもいいけど?」 「条件ってなに?」 水島がニヤリと口を歪めた 耳元で 「俺とセフレになってよ」 「はぁー!!?」 思わず立ち上がってしまいあたりがざわめく にこっと笑う水島がなんとも怖い 「これが交換条件、五十嵐グループを守りたいなら俺の言うこと聞いてね」 「ぐ…」 俺の家、高木グループは五十嵐グループに世話になっている いつの時代からその風習があるのかわからないが年が近い子供は従者のように五十嵐のお坊ちゃんを世話、見守ることに徹底していた でも航平は『そんなの意味わかんねよ、俺は普通に忍武と仲良くなりたいし』と彼は言っていたが簡単にその風習が壊れることもない でもその言葉を聞いて少しほっとした自分がいたのも嘘じゃない だから守れるものは守りたいと思ってしまうのは仕方のないことだと思う そして俺はゲイだ。 「わかった」 放課後 校舎の奥の第二グランドの仮設トイレ 「ここまで連れてきて、どうするつもり?」 「坊ちゃんはうまくまけたんだね」 「航平をまくなんて簡単なことだ」 「ふん、いいね」 水島が近づき 顎にそっと手を置かれる くいっと持ち上げられキスをされた 舌がぬるっと入ってきたが噛んだ 「いっ…」 ポタポタと血が床に落ちる 「俺も条件がある」 口元をぬぐいながら 「なに?」 「今後一切五十嵐グループに関わるのはやめてほしい」 「それが条件?」 「あぁ、お嬢様も関わらないでほしい」 「あーそのことなんだけど、あれ嘘だから」 「はっ?」 「お前を俺のセフレにするためのいい思い付き、同じ苗字だったし、ちょうどいいかなって思ってさ」 カッと頭に血が上った俺は水島に殴りかかったが 「え?」 自分の体が宙に浮いてるのを感じた そのまま床に倒れる ドン 「イタタタ」 上に覆いかぶさり両腕を上で拘束され濃厚なキスを繰り返す ぐちゅぐちゅと卑劣な音をたてて 「あーたっちゃったね」 「お前」 「睨んでる姿もそそるよ」 ワイシャツを上にまくり 乳首をつまむとビクンと体が反応してしまった 「あっ」 しかもなにこの声!!こんな女みたいな声が自分から出るなんて 乳首をぐりぐりされたり嘗め回されたり 俺のプライドが今崩壊を始めている 「あっあっ」 「いい声で鳴くねえ」 そのまま手は下の膨らみに パンツの上から撫でられ 意識がそこに集中してしまう 「あっダメ…ぅん…あっ」 パンツの中で射精してしまった 「あらまーお早いことで」 クスクスと耳元で笑う水島の声が俺の頭に流れる

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