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第57話 航平にばれちゃダメ……
まだバイブが入っている中に
ぐにゅぐにゅと玩具が挿入される
「あっダメ…入らない…」
「でもさ入るよ?」
「あっ…うっ」
「でこれのスイッチをいれるとどうなる?」
期待と不安が高まる
カチっ
「んあぁぁ!!あっ激しいぃ」
口から涎が落ちる
そこに携帯が鳴りだす
「あ#?」
とその受信者を見ると
五十嵐と書いてあった
「ふん、おい五十嵐坊ちゃんから連絡だぜ?」
「へ?」
と受話器のボタンを押し
行為が続けられてる中で俺の耳に航平の声が届く
『あっもしもし忍武聞こえてる?』
カァァと赤くなる自分に感じてしまう
『もっ…もしもし!?』
『あのさ明日本部に行くことになったから悪いんだけど忍武も行く準備してほしいんだけど…って聞いてる?』
水島が玩具を引き抜き自分のモノを入れてきた
手で水島の行為を防ごうとするが逆効果で腕を捕まれる
『あっ…うん…聞いてるよ』
『お前最近大丈夫か?なんか相談があるなら乗るけど』
『あっはぁ…ちょっ…ま…っだ…大丈夫ぅぅ、あひたの件、分かっちゃから…あっうぅ…』
『具合悪いの?』
ブツ
水島が電話をきった
こんなの最低すぎる航平に逆らうなんて行為したらダメなのに……
「よくできました」と耳元で囁き、精液が垂れた。
激しく乱れあう
腰をつかみ奥を突き上げられ涎が落ちていく
ああ、ダメだ気持ちいい
パチュンパチュンとトイレ内に響き渡る
「お前最低!!」
とポカポカと叩く
「はいはい」
「航平にはバレたらいけないんだからね!!」
「分かってるって、でもすごいよかったよ、アナルの締め付け最高!!」
また顔が熱くなるのを感じる
その様子をどこか遠くから見る数人の男たち
「こりゃー制裁が必要ですね」
「みたいだな」
「報告にいれておきますね」
どこか遠くのビル
「報告、上級高等学校にて淫らな現場行為を発見、対応はどのようなものにしたいいでしょうか?」
「報告ありがと、彼らには引きはがす事態になりかねないね、秩序を正すために」
「了解しました」
次の日
五十嵐グループ
総本家、
「忍武風邪は大丈夫か?」
「え?風邪?」
「昨日苦しそうだったじゃないか」
「あっあうん大丈夫だよ」
「そっか、今日も具合が悪かったらちゃんと言うんだぞ」
「うん」
航平は優しい、いつも…俺の味方
これからのことについていろいろ会議が開かれ
唐突に告げられたことは俺の耳に響いてしまった
「高木忍武は五十嵐航平の従者にふさわしくないと判断したため、転校をしてもらうことに決定した」
「え…?」
「ちょっ…ちょっと待ってください、どういうことですか?」
航平が立ち上がりどうしてなのか問い詰める
「上の決まりだ」
「上ってどこの?」
外野がわいわいと喋ってる
まさかバレた?俺が校内で淫らな行為をしていることが…ゾクッ急に寒気が
航平は相変わらず俺を庇おうとしている、守りたいの気持ちが強かったからこんな事態になって俺も…でもここは引き下がろう…航平といれなくなるのは寂しいけど、俺がもっとちゃんとしていればこのような
ことは起こらなかったと思う
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