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第59話 味方にしたいやついた

「…黒歴史?」 「5倍も…こいつ何者だよ…」 「さぁー始まりました、タイピングバトル!! 私、水谷柊が考え出しました、暗記タイピング さぁ始まります!! ルールを説明させて頂きますと まずこの1枚の文章が書かれた紙を1分間の間に暗記してもらいます、その後1分半で覚えてもらった文章をタイピングするバトルです!!」 「え…暗記バトルの間違いじゃないの?」 「そこはおいておいて、さぁ始まりますよ、いちについてよーいどん!!」 周りは静まり返り 1分が経過した 「それでは打ち込みましょう!!よーいどん!」 カタカタと高速で打ち込まれていく文章は両方共に早い ちなみにすでにほかの生徒には紙を配りプロジェクターには二人の入力スピードが反映されている 教室内がざわつく 花咲君がもう打ち込みが終わるからだ 五十嵐は半分下まで来てとまる 「ピッピ!!はい終了!、では斎藤くんその紙を読んで」 「あっはい」 と答え合わせをしていくが花咲君のタイピングには一つもミスりがなかった 五十嵐は全部入力されているがところどころ脱字などもあり減点があった だが先生は 「すごいよ!!記憶力いいね五十嵐君!!僕は感動を受けた!!」 「どうも」 「先生、彼に3ポイントあげたらどうですか?」 「うん!そうする」 と水谷先生は花咲の意見を受け入れる と3ポイント会得した 「五十嵐スゲーさすがじゃん!!」 盛り上がり授業を成功にさせた水谷柊 教室に残っているのは先生と花咲だった 「柊!!お前、せっかく授業任せることにしたのにあの態度はないだろ」 「2年には受けたからいけると思ったのに」 「2年と3年で違うの、もっと勉強が必要だな、むしろお前がコミュニケーション能力鍛えるべきだ!!」 「え!ひどーい」 と喋っていたら 教室に入ってくる人影が 「あっ」 さきほど対戦した五十嵐航平だった 「どうしたの?」 「あっ携帯忘れちゃって」 「そっか」 「じゃ先生また後で」 「うん」 と二人は別れ、先生はこちらに近づいてきた 「五十嵐くん天才なんだね、暗記もタイピングの音もなかなかによかったよ」 「そうですか?それは嬉しいです」 教室を後にし あのAが気になる 誰なんだあいつしかも先生のこと名前で呼んでたし、そうか名簿リスト!! パラパラと違う学部も見るが見つからない まさかなと1年生2年生4年生で見ると 4年生のすべての学部に花咲は存在していた 4学部同時に授業受けてるの? それに特別警察学部も…ここはかなりレベルが高くないと入れない学部だ どういうことなんだ? それからというもの水谷柊の授業には必ずいた 花咲、もし俺の味方につけれたら俺は勝ち組になるのは間違いない、花咲について調べるか

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