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第60話 大物

パソコン室 「はぁーもうダメだ」 資料を漁っていたら 上級高等学校最優秀賞で卒業 綾瀬大学を飛び級で4年生に 全学部の授業を受け、それも最高な成績に収める 「化け物かよ…」 パソコン室入り口 「いいんですか?覗かせちゃって」 「あれは俺が作ったサイトだから問題ない」 「ふーん」 「それに今やるべきは五十嵐グループの立て直しだ」 「あぁそれ前に言ってたやつですよね」 「世の中の秩序を正さないと世界のバランスが崩れる」 「ちゃんと彼があなたに気が付けばいいですね」 「そうだな、悪いが今後も見張っててくれないか?」 「え?花咲隊長が見張らないんですか?」 「んーそれが半月カロン州のジャンク大統領に呼ばれちゃって護衛任務につかないといけないから悪いが頼んだ」 「えー」 「でもこれでジャンク大統領を味方につけられれば花崎隊ももうすぐってことでいいんじゃないか?」 「了解しました、お気をつけて」 「あぁ」 次の日から花崎の姿は消えた 半月後 また現れだした 花崎 とりあえず友達から付き合ってみるかな 大学の食堂に赴き 彼を探す…だがいない、4年の先輩に知り合いがいないか当たってみたが 「だいたい授業終わったらすぐにいなくなるから俺たちも分からないんだよ」 ぼっちかよ… でも 「ん、花崎に用事?」 一人だけ大当たりがいた その先輩は情報学部の先輩で上級高等学校にも通っていたらしい 花崎とは2個下の先輩と後輩の違いで生徒会で一緒だったと言っていた 「その花崎に取り次いでもらえませんか?」 と聞くと 「んー、この時期忙しいからな…」 「大学だけじゃないんですか?」 「んーまぁねいろいろあるよっと」 とじゃぁまたと言われ 立ち去った 「全然情報が集まらない…」 それよりも今日は合同パーティーがある このパーティーは会社の中でも上層部しか集まれない、社長パーティーとも呼ばれてるけど 今日は俺も参加を許された 支度をしていざパーティーに… あれ?なんで花崎がここにいる? しかもSPみたいな人達引き連れて… 「おお!ここにいたか!航平!挨拶に行くぞ」 と父がやってきた 「はい」 「まずはお前とも歳が近い小山グループだ!」 たしかに歳が近いけど目がなんかイカレテル気がする 「どうも初めまして小山裕二です、大学4年生です、宜しく」 「初めまして、五十嵐航平です、俺は大学3年生です、宜しくお願いします」 と握手を交わした 「じゃ!次!!大物だからな!ちゃんと挨拶するんだぞ」 「大物…」 なんか緊張するな 「おお!花崎さんお元気でしたか?」 え?大物って花崎のこと!? あれ?しかも隣にいるのって情報学部の水谷柊先生? あと医療学部の盤上先生もいる

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