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第2話*

 柚希は仕方なくそろそろと身体を起こし、ソファーに寄りかかって膝を軽く割り開いた。股間が丸見えになってしまうのはさすがに恥ずかしかったので、シャツを引っ張ってそこを覆い隠す。  すると十夢は嬉しそうな笑みをこぼした。 「うん、いいね。見えそうで見えないチラリズム……とってもそそられるよ。柚希くんはそういうことをよくわかっているね。さすが人気声優さんは違うな」 「え、ええ……まあ……」 「じゃあ、少しそのままキープしてて。それから、時折喘ぐのも忘れずに」 「……はい……」  執筆に喘ぎ声まで必要なのかどうかはわからないが、「喘いでくれ」と言われて「否」と答えるのは声優ではない。柚希にだって人気声優としてのプライドがある。 「あ……あん……んん、ん」  控えめでありながら色気のある声を意識しつつ、切れ切れに喘いでみせた。 『……で、この間仕事終わりに本屋に行ってみたら、好きな作家さんの新刊がめっちゃ山積みにされてて。なんか嬉しくなっちゃって、思わず三冊購入しちゃいましたよ……』  ラジオからは、相変わらず自分の落ち着いた声が聞こえてくる。この番組から柚希のファンになってくれた人は、柚希が出ているBLのドラマCD等を聴くと度肝を抜かされるらしい。同じ人物とは思えないくらいトーンが高く、色気のある声を発しているからだ。  もっとも、そういった「エロボイス」を出せるようになったのも、全て十夢先生のおかげなのだけれど。 「はっ……う……」  再びバイブのリズムが変わって、柚希は無意識に腰を揺らした。  張り詰めた部分はますます熱く硬くなり、後ろの口も時折何かを求めるかのようにヒクヒク収縮する。意識せずとも呼吸が荒くなり、全身が火照ってうっすらと汗ばんでくる。  そろそろ我慢も限界に近い。 「……先生、もう……」  掠れた声で十夢を見上げたら、彼は作業を切り上げてこちらに来てくれた。隣に腰かけ、隠されていた股間に手を伸ばしてくる。

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