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第6話
男に車に乗せられ、十数分たったくらいに車が止まった
降りてみると着いた先はバカでかいマンションだった
エレベーターに乗る時にはカードキーが必要らしく、それがないとエレベーター自体が開かないようになってるらしい
カードキーがなきゃ俺ここから1人じゃ出れねぇってことじゃん
エレベーターに乗り込んでマンションの最上階まで着いた、その階には扉がひとつしかなかった、ワンフロアごとこいつの部屋って事らしい
玄関を開けて部屋の中に入っていった男の後を追うようにして俺も部屋の中へ入った玄関がしまった瞬間にピピッと音がした、多分鍵がしまった音
こんだけ厳重な防犯を見せられると隙を見て逃げることが出来ないんじゃとか思い始める、諦めはしねぇけど
「遥輝、Come 」
玄関に立ったままでいた俺に対して男が短くCommandを発した
またビリビリっと電気が流れたような感覚がした
さっきのような人の目がないからか"いやだ"という意志よりも本能の方があっさり勝ってしまい無意識に男の方へ向かった
「Goodboy 、遥輝」
いやだ……そんな事言われるとふわふわとした感覚になって自分がSubなんだって事を自覚させられる……
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