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第20話
既に兆している輝自身が露わになると、それに侑一の指が絡み付いた。
乳首は唇で、性器は指と、同時に愛撫され輝は堪らず悶えた。
何度も何度も可愛い、と侑一が呟く。
「か、可愛いって、言うな」
「なんで?毎日毎秒思ってるのに」
他の誰かに言われてもちっとも嬉しくないのに、侑一に言われると脳が甘く痺れる。
「そういう恥ずかしいことは言うなってこと!」
タガが外れたように甘い言葉を囁く侑一に、輝はついていけなくなってしまう。こんなに熱烈な感情を抱えていたなんて知らなかった。
「事実だ。照れてる輝も可愛くてそそられる」
「あー、もう!勝手にそそられてろ!」
赤くなった頬を隠すように顔を背けシーツに押し付ける。
「そうする。だから、目一杯俺で感じて欲しい」
にぃっと笑うと、輝の両足に手をかけ、大きく開かせた。
「あっ」
何度も見られているから羞恥心こそ感じないが、想いが通じ合っている今だからか以前とは違う不思議な気持ちになる。
ひくん、と奥の孔が疼いた。それを目敏く見つけると、侑一は指でその縁をなぞるように触れた。
「やっ、侑、そこ」
発情期ではないから、さほど濡れていないそこをぐにぐにと押される。
「ココは俺のことを欲しがってくれているようだが、輝は俺が欲しい?」
コクコクと輝は頷く。欲しい、と認めてしまったら、じわりとナカが濡れた。
「や、ん、ぁあ、挿れて、侑っ」
「何を挿れて欲しいんだ?」
「ん、んっ、俺のココに、侑の……」
言いながら、侑一の怒張に手を伸ばす。ジーンズの上からでもその大きさはわかった。
思わず溜息が漏れる。
これでナカをぐちゃぐちゃに掻き回して欲しい。
「ね、脱いで?」
見上げると情欲でぎらついている瞳とかち合う。
自分の瞳もきっと同じだ。
侑一はすぐに身につけていた衣服を脱ぎ捨て、覆い被さってきた。
「これでいいか?」
「うん。俺ね、侑の腹筋好き……」
自分のと比べて、どうしてこんなにくっきりと割れるんだろう。
うっとりと手で撫でようと伸ばしかけたが、その手を少し強引に掴まれて驚いた。
「……侑?」
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