侑一の形に慣らすために、一旦動きを止めた。輝は、はふはふと荒い息をつく。 「うん……すご……ほんとに、入ったんだね」 　感動を分かち合うように、視線を合わせる。 　ちょっと可笑しそうにふにゃりと笑う輝に引きづられて、侑一も微笑んだ。 「はぁ……、きもち、イイ」 　その言葉通り、輝のナカは挿れているだけで収縮し、もっと奥へと侑一を誘っているようだ。それが堪らなく気持ちよくて、でももどかしい。 「動いてもいいか？」 「うん……。動いて。侑がおれのナカにいるの、見たい」 　輝の腰の下に枕を入れ、脚を肩につきそうなくらい大きく開かせる。輝にとって少し辛い体勢かもしれないが、結合部が見える絶好な体勢だ。 「うぁ……すごい、おれのナカ、侑でいっぱい」 「あぁ、もう輝のナカはとろとろだよ」 　湿潤な柔壁を擦り上げると、ぐちゅぐちゅと卑猥な水音が聞こえる。 「あっ、ん、侑も、気持ち、いい？」 「めちゃくちゃ気持ちいい。あったかくて……」 「あっ、あっ！」 　腰を打ちつけるたびに、輝から喘ぎ声が漏れる。 　普段の澄ました顔からは想像できないほど、蕩け切った眼を侑一に向けている。先程二回も射精したというのに、先端からはどぷりと透明な愛液が溢れ出していた。 「侑っ……侑っ」 　輝が強すぎる快感から逃げるように身動ぐと、侑一の眼前に白い項が晒された。 　頭が真っ白になる。目の前には組み敷いた可愛いΩ。 (噛みたい。俺の番だ) 　自分だけのものにして、閉じ込めておきたい。 「輝……ッ」