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第28話

「薙……見てごらん……俺の挿っていくところ……見れるだろ?」  そう言われて薙は反応したのか修斗のモノが薙の中に挿っていくのをみてしまい真っ赤な顔をすると、 「ちょ……ん……ンん!」  真っ赤な顔をしたのも束の間、今までにはない異物感に顔を歪める。  確かについこの間修斗のモノを中に挿れたのだが、今日は見せつけながらだったのであろうか。 だから薙は入口部分に力が入ってしまい今日は力が入ってしまったのかもしれない。 「前にも言ったでしょ? 力は抜いてって……少しだけ痛いのは最初だけだからさ……中に挿れたら、気持ちいいの知ってるでしょ?」  そう甘く囁くように言う修斗。  その声にも今にもやられそうだ。 「そう……ゆっくり力抜いて……」  その声に安心したのか薙は今まで力を入れていた体の力をゆっくり抜いていく。  修斗の方も鬼ではない。 薙のことが好きだから傷つけたくはない。 それにこういう行為というのは相手も気持ち良くなって自分も気持ちがいい方がいいであろう。 「ん……はぁー……」  薙が息を吐いた瞬間を修斗は見逃さなかったようだ。 その瞬間に腰に力を入れ中に挿れたのだから。 「もう痛くないか? 先の方はもう薙の中に挿ってからね……。 後はゆっくりと奥に挿れていくだけだから……」 「うん……」  そう薙は笑顔で答える。 「まだ先しか挿れてないのに……もう……ヤバいんだけど……。 薙の中……キツすぎっ! って、この前の時は我慢出来なくて直ぐにイっちゃったけど……今日はこういう風にゆっくりやるのもいいんじゃない?」 「うん……そうだね……」  と薙は修斗に向かい再び笑顔を見せると、腕を修斗の方に向かい広げ、 「修斗のことギュッてしたい……」 「構わないよ……」  そう答えると修斗は薙の体を抱き締め、薙の方も修斗の首を抱き締める。  自然と瞳を見つめあった二人は唇を重ねるのだ。  そして修斗は薙の歯列を舌で開き薙の舌を見つけると絡める。 「ん……ンん……ぁ……」

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