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第9-3話ゴブリンの根城へ
「コイツ、頑丈ソウ」
「アア。イッパイヤレル。ミンナ、タノシメル」
「チャント飼ッテ、育テル。イッパイヤッテ、カワイクスル」
会話の内容が思うように理解できず、グリオスは小首を傾げる。
だがゴブリンたちの手がグリオスの服を剥ぎ、露わになった肌をざらついた手で撫で回してきた瞬間に理解してしまう。
このままではゴブリンたちの慰み者になることを――。
「アッ……や、やめろ……ふ、くぅ……ッ……」
おぞましいという嫌悪感はあるのに、グリオスの体はゴブリンたちの無遠慮な愛撫に快感を覚え、甘く喘ぎ出す。
胸の左右でピンと尖った肉芽を摘ままれ、こすれるように引っ張られるだけでも目の前がチカチカと点滅する。
どの個体も生殖器を勃たせ、根本から上へ向かうほどに太い。人のものより長さもある。そんなものを体に擦り付けられると、その感触だけでもグリオスの体が疼いて頭の芯が壊れていく。
鼻にツンとした刺激臭が届くが、濃厚な甘い香りと合わさると極上の果実のような匂いに変わり、口の中へ含みたくてたまらなくなってしまう。
醜悪で凶悪なゴブリンの性器を、口内でたっぷりと堪能したい。
思いっきりしゃぶりつきながら下半身を抉られ、快楽の頂へ何度も昇り、果てて、肉欲のままに生きてしまいたい。
ずいっ、と。
一本のたくましい肉棒がグリオスの前に差し出された。
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