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第10-2話救いが到着?

 そんなグリオスの傍で膝をつき、エルジュは弛緩した上体を抱き起こしながらゴブリンたちを見渡す。  一見すれば戦いなど知らなそうな優男。しかしゴブリンたちにはエルジュの強さが分かるらしく、誰も挑む者はおらず、身を強張らせていた。  戦意がないことを肌で感じ、エルジュはゴブリンたちへ朗らかに微笑む。 「猛っちゃってるところ悪いけれど、グリオスが君らのそのおっきいの挿れたくないみたいだから、我慢してもらうよー」  ゴブリンたちがぎこちなく仲間同士で顔を合わせ、渋々といった様子で頷き合う。  スライムと違ってゴブリンには多少の知性がある。意思疎通が叶い、身を引いてくれたことにエルジュは何度も頷いて喜びを示す。 「いい子だねー。そんな君たちにご褒美をあげるよ」  言いながらエルジュはその場へ座ると、グリオスの大腿に手を回し、ゴブリンたちへ見せつけるように大きく開いた。 「アっ……エ、エルジュ……なに、を……?」 「このまま洞窟出るまでグリオスが我慢できなさそうだから、今からここでオレがエロいグリオスもらっちゃうから。君らは見て楽しんでよ」

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