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第11-2話ゴブリンに見せつけながら

「……」  何も言い返せずグリオスは視線を逸らす。  くすり、とエルジュが小さな笑いを零した。 「素直じゃないんだから。まあ、どっちにしてもオレが抱いてあげないと、楽にならないもんね。本当はさ、オレがこうなりたいんだけど――」  うなじを舐りながらエルジュはグリオスの昂りを慰めていく。  ゴブリンの妙薬に加え、すでに先走った物欲しそうに零れる液がエルジュの手を濡らし、より滑らかな刺激をグリオスへ与えていく。ヒクヒクッ、と後孔が脈打ち、その感覚さえも新たな快楽を生んだ。 「あっ、ぁ、ぁぁ……ッ……ヒッ、あ、ぐぅぅ……っ」 「まだガマンしてるの? もうイっちゃいなよ。ゴブリンたちが先にイっちゃうとさ、ジーッと見られちゃうよ? あっ、むしろイくところをみんなに見てもらいたいんだ。ならもっと焦らしてあげるよ」 「やめ、ろぉ……っ、は、はやく、イかせて……はぁぁ……ンン……ッ」  グリオスから言葉を引き出した直後、エルジュの手が素早さを増す。  体が欲しかった刺激に悦び、瞬く間に快楽の熱を腰深くからせり上げ、一気にグリオスの淫棒から放たれた。  エルジュの懐でぐったりするグリオスの鼻に、むわりと酸味混じりの甘い香りが届く。  ゴブリンたちが達し、放った精液のにおい。  今のグリオスには理性を狂わす甘い媚薬だった。 「ぁ、ぁぁ……」  全身が疼く。特に頭の奥深くがひどく疼き、激しい快楽を求めたくてたまらない。  思わずグリオスは自ら腰を浮かし、後孔をゴブリンたちへ見せつけるように向ける。  そして体中についたゴブリンの妙薬を手につけると、肉棒を欲しがる己の後孔を弄った

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