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第11-3話ゴブリンに見せつけながら
「ふ、ぅぅ……ンッ……はぁ、はぁ……んン……」
もどかしく喘ぎながらグリオスが自らの孔を解し、指を捻じ込んで火照った肉壁を慰めていると――ググッ。エルジュが手を重ね、上からグリオスの指をより深く沈めた。
「あぁぁ……ッ」
「グリオス、いつもよりエロいねー。昔っから堅物で、オレにちょっと触れるだけで赤面してたほど初心だったのに……こんなに淫乱になっちゃって。かーわいい。でも指二本じゃ足りないでしょ? オレの足してあげるよ」
耳元に息を吹きかけてから、エルジュがグリオスの後孔へ中指を埋める。
そしてグリオスの指に重ね、クッ、クッ、と押してくる。こうやって動かせと教えているのか、自分で弄るよりもグリオスの体が甘い痺れを覚えた。
部屋に立ち込める甘い匂いがより濃さを増す。
熱気も、ゴブリンたちの息遣いもさらに増して、欲情のるつぼと化したこの場に感化され、グリオスは快楽に溺れていく。
「はぁ、はぁ……エルジュぅ……はやく、挿れて……指じゃ、足らない……っ」
「わぁー、いつもより素直。いいね。じゃあさ、『俺のこのいやらしい肉壺に、たっぷり濃いのを注いで可愛がって下さいエルジュ様』って言ってよ。そうしたら挿れてあげる」
「そ、そんなこと、言えな――あ……」
「じゃあ放置しちゃうよ。延々と身悶えるグリオスを、ゴブリンたちと鑑賞するのも面白いと思うし」
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