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第11-4話ゴブリンに見せつけながら

 自分ごと指を引き抜かれてしまい、あまりのもどかしさにグリオスから落胆の声と息が漏れる。  早くエルジュが欲しくてたまらない。  異常な状態だと分かっていても、体の貪欲な要求に逆らうことなど今のグリオスにはできなかった。 「ぅ、ぅ……俺の、このいやらしい肉壺に……アァ……ッ!」 「ほら、ちゃんと口を動かしてよグリオス。コレが欲しいんでしょ?」  突然体を持ち上げられたかと思えば、体ごと上下させながらエルジュが硬く熱い肉棒をグリオスの後孔にこすりつけてくる。  にゅり、にゅり、と孔を撫でる感触に、ますますグリオスの頭が痺れ、肉欲を満たすことしか考えられなくなってしまう。  浅い息を繰り返しながら、グリオスは必死に言葉を紡いでいく。 「たっぷり、こいのを注いで……あ、ン……か、可愛がってぇ……っ……」 「あ、もうちょっと言わせたいな。えっと、『いっぱい犯して、エルジュ様だけの雌にして下さい。淫乱で堪え性のないこの雌孔に、ぬぷぬぷハメてエロ液でトロトロにしてぇ』っておねだりして欲しいなあ」 「……もう、挿れろよぉ……つら、い……ひっ、く……」 「ええー、泣くほど辛いの? もうちょっとだけガマンしてよ。ね? 言って? オレを欲しがってよぉ」

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