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第13-2話そしてやっぱり説教タイム
「いくら強くても無敵じゃないんだ……お前は、ただ強いだけの人間だってことを忘れるな」
「……はい、はい。オレはただのエロいヤツ。いっそゴブリンに犯され続けるだけの人生でも構わないんだけどねー」
「エルジュ……っ」
「でも、それだと一生嘆いて引きずっちゃうんでしょ? グリオスが……だからガマンする。すっごく引き返したくてたまらないけれど」
「引き返すな! お前、本当に俺がいないとヤバいな! 頼むからもっと普通のエロい人間になってくれ。せめて相手は人間で――」
「つまりグリオスにえっちなこと、いっぱいすればいいってことなんでしょ? まったくもう、遠回しにおねだりするなんてまどろっこしい……まあグリオスっぽいけどさ」
「違う……っ! 俺はお前がそんなんだから放っておけなくて――」
「分かった分かった。街に着いたらいっぱい抱いてあげるから。体がキモチよくなりすぎちゃって、何もないともどかしいでしょ? ちゃんと責任持って付き合ってあげるから」
どれだけ違うとグリオスが言い放っても、エルジュは意に介さず話を魔物が絡まない上での関係に持っていこうとする。
それに気づいていてもグリオスは全力で否定し続け、宿を取った後の危機をどうにか回避しようと足掻いた。
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