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第20-1話催淫効果が切れた後も

「わはぁ、積極的ー。いいよ、グリオス。いっぱい動いて。オレもキモチいいから……フフ、ずーっとイきっぱなしだね。中が激しく脈打ちっぱなしだもの。いいねー、オレに飢えてるって感じで」  実況するなと怒る余裕などグリオスにはなかった。  とにかく体の疼きを沈めたくて、涙目になりながら体を上下させ、奥の壁を壊す勢いでエルジュに己を貫かせ続け蹴る。  積み重なる絶頂にグリオスの顔が緩んでくる。その上、 「もっとイきたいよね? 手伝ってあげるよー。ほら踊って踊って。オレの精液、全部搾り取っちゃっていいから。もっと欲張って。今のグリオス、すっごい好きだから!」  エルジュが自在に腰を動かし、グリオスをどこまでも快楽の海へと沈めてくる。  大きく最奥を貫いて鮮烈な刺激で一撃の絶頂を与えたり、小刻みに動いて甘く後を引く細かな絶頂をいくつも与えたり。グリオスの体を知り尽くし、よく馴染んだエルジュの熱棒は、どこまでも淫らな飢えに応えてくれた。  次第に絶頂の合間は短くなり、常に達しているような錯覚すらグリオスは持ってしまう。  もう自分では動けないほど弛緩した体が前に倒れ、エルジュの上で腹ばいになりながら貫かれ続けている時。 「もっと欲しいよ、グリオス……っ……だから、ちょっと休ませてあげる。少し寝よっか? その間にオレが背負って森を抜けてあげるから。宿でいっぱい続き、しようよ」  グリオスの腰を掴み、膝を立て、執拗に疼き過ぎる体へ応え続けながら、エルジュが優しく囁いてくる。

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