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第40-2話異常な状況での交わり

「ただキモチいいだけなら、もっと前にグリオスは魔物に堕ちてるから。それだけじゃないから、あれだけ魔物にキモチ良くされてもオレと一緒に居るんでしょ? だってグリオスが欲しいのはオレなんだもの」  言いながらエルジュの指がグリオスの後孔を弄り出す。現実ならば挿入するための潤いがなければ、指一本ですらキツくて入らない場所。  しかし早くまぐわいたいと夢の中で望み続けたせいか、にゅるり、と中は潤いに満ちていた。  ぐにゅっ、ぐにゅっ、と大きく指を動かされながら奥を拡げられると、もう甘い疼きに耐え切れず、グリオスは体を震わせながらエルジュに訴えてしまう。 「エルジュ……っ、はや、く……お前が欲しい……ずっと繋がりたくて……我慢できない……ぁ……」 「分かってるって。オレも我慢できないし。だって、ちゃんと本気で愛せるんだもの」  ずっと昂っていたものをグリオスの孔へこすりつけながら、エルジュは腰を揺らして間もなく辿る未来を連想させてくる。  それだけのことで中はヒクヒクッと歓喜に脈打ち、より一層の飢えをグリオスに与えてきた。

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