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第42-2話よそ見は厳禁

「ぁ、んン……ッ……あっ、ぁぁ……くぅ、ン――……ッッ……あァ……っ……」  グリオスは度重なる絶頂に瞳を潤ませ、エルジュから詰め込まれる愛に感じ入り、嬌声を垂れ流し続ける。  不意に腰を持ち上げ、エルジュがさらに奥を抉りつつグリオスに顔を近づけ、唇の先をかすれ合わせながら告げた。 「ねぇ、グリオス……オレのこと好き? 愛してる? 夢から覚めたあともオレとこうしたい? ……口に出して言ってよ。そしたらもっとキモチよくなれるから……」  返事は肯定しかないと自信ありげに、エルジュはグリオスに一旦息を絡め取りながら深く口付ける。  そしてわずかに唇を離し、言ってと促すように軽く唇の先でチョン、とグリオスの口に触れて声を求める。  とにかく快楽で体を満たしたくて、グリオスは素直な声を垂れ流す。 「……っ……エルジュ……す、き……ッッ……ぁ……」 「ずっと前から、オレとこうしたかった……?」 「はァ……ッ……ぁ、ぁあ……っ……ぅ、ん……」 「魔物にやられたから、なんて口実使わずにオレとエッチしたかった?」 「……ち、がう……ぁ……」 「素直じゃないなあ。エッチが好きなグリオス、大好きだから――」 「エルジュを……ッ……あいし、たかった……ぁぁあああッッ!」  グリオスが心の奥底に秘め続けていたものを口にした途端、エルジュの腰の動きが加速する。

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