「お前もすげーこと言うじゃん」 「・・・ホントだよ」 「じゃあ遠慮なく」 風呂上がりのサラリとした前髪の奥で、 ともちゃんのおっきな目がギラリとする。 その強い視線と相反して、 塞ぐともちゃんの唇は柔らかくてマシュマロみたいだ。 そうして このタイミングでその唇が自分のと重なることは、 まるで契りみたいだなって感じる。 オレはこの男の好きにされます・・・っていうそんな。 オレが中途半端に下げたズボンと下着を自分で脱ぎきったともちゃんは、 身体をまたいでオレを見下ろした。 「手加減しねーから」 男が初めてのともちゃんは、なぜかどこか愉しそうにそう言って。 ともちゃんの好きにしていい・・・なんて言ったことを、 この数時間後、 オレはずいぶん後悔することになるってまだ・・・知らない・・・ ーーー・・・ どこか興奮したように唇を塞がれて、 そこから激しくされるんだろうと思ったら 実際には予想とはまったく違って、 そこからゆっくり優しく、めちゃくちゃ長くて丁寧なキスをする。 舌が絡むその独特な音が全身に響いて、 キスだけでどっかおかしくなりそうでエロい声が溢れてしまう。 「んぁ・・・っ・・・ぁ・・んっ・・・」 唇だけで感じすぎてしまって、身体はじっとしていられない。 下半身が揺れてシ ーツに身体を擦るみたいにして動いてしまうと、 その音が響いてまた、恥ずかしい。 「っはぁ・・・っ・・」 ようやくその甘すぎる刺激から解放されると、 今度は濡れた舌がなぞるように首筋を這っていく。 まだ大したことはされていないのになぜだか喘ぐ声が止まらない。 優しく丁寧に平らな胸元に何度もキスされて、どうしてだか涙腺が緩む。 「はぁ・・っ・・・ぁ・・」 まだ乳首すら触られていないのに身体の力が入らなくなって、 唇はだらしなく開きっぱなしになった。 息が上がって膨らむソコはピクピク動いて、 もうずっと下半身がビクビクしてる・・・ 「んぁあっ・・・んっ」 ともちゃんの紅い舌が乳首の先を突くと、 久しぶりのその刺激にもういつでも持ってかれちゃいそうになって、 思わず身体に力が入ってともちゃんの肩を掴んだ。 「やぁ・・・」 舌で突かれる前からピンっと立ち上がっていた乳首の周りを、 濡れた舌がゆっくりとなぞる。 そうしてときおり柔らかい唇で吸われると、 その快感は下半身にまで届いて 先っぽからタラリと液体が溢れて繁みを濡らした。 「ぁあ・・っともちゃ・・」 ともちゃんの表情はまったく見えない中で、 今度はもう片方の乳首を指先でピンっと弾かれた。 弾かれるたびにビクビクと身体が跳 ねて声も出ちゃう。 「んぁあっあ、っ・・・ぁんっんぅ・・」 舌と指先でしつこいくらいにソコばかり弄られて、 気づけばオレは泣きながら善がって身体をくねらせる。 始まりの合図みたいだった長いキスよりもずっと長く、 ともちゃんはソコから離れなくて、 こんなに長く執拗なまでに乳首ばかりを弄 られたことはない。 気持が良いのはウソじゃない。 でもどこか苦しくて、 ともちゃんの身体を押しやろうと力を入れる。 でもそのたくましい身体はビクともしなくて、 オレはまた息が上がった。 「っやめ・・っ・・・も・・や・・っ・・ゃだ」 なにがそんなにイヤなのか自分でもよくわからない。 ただなんか・・・ もしかしたら乳首だけでどうにかなっちゃいそうで・・・ 「はな・・っ・・も・・なし・・て・・」 「ほら。抵抗すんな。好きにされるって言っただろ」 「っはぁっ・・っ、っも・・・っでも、なんかっ・・・」 「気持ちいぃならそのまんま、気持ちよくなってろ」 どうしよう・・・って思う。 どうしてだか、どうしようって思って困惑する。 よくわからないけどこのまま気持ちよくなっちゃうのが怖いって感覚。 そんなトコで、こんなに気持ちよくなっちゃったらもう・・・ 「っはぁ・・っ、ゃば・・っ・・」 ウソでしょ・・・ 自分以外の誰かにソコを弄 られるのは久しぶりで、 おまけにその相手はともちゃんだ。 そんなにしつこくされたらもう・・・ 「っやだっん・・っんぁ・・あ・・っ、っ、、ぁあ・・・ーー・・っ・・・」 そんなのウソみたいに・・・ はじめて乳首だけでカラダがビクビクして軽く・・・イった・・・