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第84話 那津

「まだイ・・っ・・て・・っ・・ イって・・・から・・っぁああっ・・んんぅーー・・・っ・・」 自分の意思とは無関係に カラダだけがともちゃんの動きに勝手に応えてしまってまた、イった。 「るって・・っ・・イって・・っからっ・・・っ・・んぁあ・・・・」 信じられない。 ともちゃんはずっと止まらなくて、 遅くするでも早くするでもなく、 気持ちいぃトコにしっかり当たるようにして擦り続ける。 「気持ちぃ?那津」 ともちゃんの表情を見る余裕なんて全然ない。 でもきっと、どこか意地悪そうなともちゃんの顔が頭ん中には浮かんだ。 「那津、、っすげぇエロ顔」 さらには自分もいったいいま、 どんな顔を晒してんのかはまったくわからない。 ただともちゃんのオレの名前を呼ぶ声だけが聞えて、それは ・・・そのオトの響きは・・・ なんだかもうめちゃくちゃエッチに聞こえるから、 それだけでオレのぜんぶが感じちゃう。 「んぁあっあ、あ、っ・・んぅう・・っ・・・・・」 ともちゃんが動くたび、 感じすぎてる身体は素直に跳ねて、 恥ずかしいくらいに全身がガクガクしちゃう。 どこか感覚がマヒしているようにも感じる中で、 ともちゃんが内側を擦りあげるそのナカの感覚だけは 逆に敏感になっていて、 オレをガクガクさせてるともちゃんのカタチだけが、 くっきりはっきりわかるような気がする。 「んぁああ・・・っ・・」 イってる最中にまたイかされると、 それでもそこから離れないともちゃんは、 今度はゆっくり、太くてカタいともちゃんを抜き差ししはじめる。 「ぁあ・・っ・・・もぅもっ・・むり・・っぁはっ、っ・・むりだよぉ・・・っ・・・・・」 ガンガン突くんじゃなくて ソコをゆっくり執拗に擦られるように動かされると、 種類の違う興奮が全身に周る。 もう気持ちよくなりたくないと思いながらも 身体はともちゃんの動きを受け入れてしまって、 まるでもっと欲しいみたいに下半身がくねって応えてしまうのだ。 「っめだめだめぇ・・っ・・・」 欲しいのか欲しくないのか、もうわけがわからなくなって声が止まらないし、 せり上がって来るナニカも止まらない。 「んぁあっ、・・ぁあ、・・っあ、っぅあんっ、っ・・・んんーー・・っ・・・・・」 なかば強制的に・・・ もう何度目になるかわからない痙攣をしながら身体に力が入ると、 ようやくともちゃんの動きが止 まった。 「触る前に出ちゃったな」 「んぁあっ!さわっ・・さわんなっ・・」 いつ出てたのかもわからない、 白い液体を溢れさせた先っぽを指 先で撫でられて、 ぐったりしてる身体は強制的にビ クンっと跳ねさせられる。 「ん?」 「っ!だぁ・・っから・・うご・・っくな・・・っ・・うごかな・・で」 力の入らない身体は・・・力を入れたくない身体は・・・ ともちゃんが少し動くだけで、 オレの意思と関係なく、いちいち異様にビクビクっと反応してしまうのだ。 たぶんいまの自分の身体は 何をされてもヤバい感じだってことだけがわかって、もう怖すぎる。 「すげー感じてんじゃん」 「ぁあっ・・!だぁっ・・から・・やめ・・ろってば」 腕を撫でられただけでぜんぶが疼く。 もう全身がおかしい。 繋がったままのソコは相変わらずヒクヒクしたままで、 まるでどこかへ行かせまいとしてともちゃんを掴んでしまってる。 「!っぁあま・・っ・・まってっ・・・まぁ・・っ」 やめてと言ってるのに・・・ ともちゃんは余裕そうな顔して愉しそうに、 またゆったりとしたスピードでオレを揺らしだした。 「お前ばっか気持ちぃの、ズルいだろ。もうちょい腰振らせろ」 もうヤバい・・・マジで。 こんなに息が上がったことはない。 けっこうな数、こんなことばかりしてきたけれど、こんなに気持ち良くて ・・・良すぎて・・・ こんなに頭が真っ白になって、 あられもなく声ばかりを上げてる自分は記憶にない。 「ぁあ、あ、あっ・・・んゃあ・・っ・・ぁああ・・・っ・・・」 揺らされて、ただ声をあげる。 出来ることがそれしかなくて、 まるで自分が壊れたおもちゃになっちゃった気分だ。

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