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第92話 友哉

「今日は海鮮鍋。ともちゃん好きでしょ」 「ん。美味そう。那津も」 本当のことを言っているのに、なぜだか那津はため息をついた。 そうしてまた、そのため息のつき方も可愛いと思える。 経験豊富な男のくせに、那津の全てにどこか恥じらいを感じて、 それは俺をいい気にさせる。 「ともちゃんってホント、そいうの恥ずかしくないの?」 「なんで?ホントのことだ」 那津の首筋に唇をくっつけて、その体温を直に感じるとホッとする。 柔らかい髪が鼻にかかって髪にもキスをした。 「先にお風呂行ってきて」 相変わらずこっちを見ずに那津が言う。 「一緒に入る?」 「入らない」 「どうして?明日は休みだろ」 「・・・明日が休みだとどうして 一緒に入るのがおっけーってなことになるんだよ」 「意味わかってるくせに」 「っもう・・」 コイツはいまだにこういう話しをするとき、 こちらに顔を向けずにどこかぎこちなくなる。 その緊張感は俺からしたらむしろ嬉しい反応だ。 なぜならそれは、那津が俺を意識して 俺を好きだと言っているようなものだから。 するとゆっくり、那津がこっちを向いた。 そうしてちゅっと唇を重ねて、 俺を見上げるようにしてもう一度、おかえりなさいと言った。 「じゃ風呂は独りではいるよ」 「そうしてください」 「でもベッドは一緒に行く」 「っもう」 「今日は寝させないから準備は念入りにしろよ」 「ともちゃんっ!」 あまりいじめたくはないが、どうしたっていじめたくなる。 だってそのくらい、那津は可愛いのだ。 ーーー・・・ 那津の身体は魔法だ。 そんな場所に挿れては出してを繰り返す、 そんな簡単な動作が信じられないほど気持ちが良くて、 おまけにその波は、はじめて那津にさ わったあの日からずっと変わらず、 消えない。 これまでのどれよりも那津の身体は特別だった。 「んぁあっ・・っ・・それや・・っ・・ゃあだぁっ・・っ・・・」 裸の那津をひっくり返すと、両腕を背中でクロスさせて 片手で抑え込んで組み伏せる。 空いてる片手で細い腰を抑えると、 後ろから少し強引に打ち付けるだけで一番オクまで届いて、 那津は喉の奥で声にならない声をあげてすぐに達っした。 ココから見る那津の細い身体は突き出されたケツがやたらと目立って、 うっとりするほど那津のイヤらしさを際立たせている。 イったばかりでヒクつくそのナカを さらに押し込むようにしてオクまで咥えさせると、 相変わらず可愛く啼いて身体は小刻みに震えた。 イっていることをわかりながら濡れるソコをぎゅうっと握る。 「んぁああ・・・っ‥ーー・・・」 オクに咥えさせてソコを握っただけで、 こちらが動かなくてもまた、ピクピクっと恥ずかしい痙攣を繰り返す。 何度目かの絶頂を味わっている、その震える背中に満足した。 「はぁ、、ヤバ、、エロ、、那津」 背中の脊椎に舌を這わせると、 那津の全身がまた小刻みにビクついて、咥えたナカがぎゅうっとした。 「ゃあめ・・っ・・もっ・・っ・・もぉ・・ムリ・・・・・」 切なそうに訴えるが、それはいつだって逆効果だった。 「身体はそうは言ってねぇ」 「いって・・るっ・・・い・・んっ・・・ぁあ・・はっ・・」 うつ伏せの那津の上に覆いかぶさって耳の後ろを舐め上げると、 可愛らしい声が俺の全身に響く。 舐めるたびにビクつくその痙攣がやたらと可愛くて、 ケツで繋がりながらしつこく耳辺りに舌を這わせて わざとその音を聞かせる。 「那津」 「んぅゃあっ・・っ・・み・・でしゃべ・・なっ・・ぁっ・・・」 「なんだ?那津」 「ひぁっ・・だっ・・めて・・っ・・はっ・・・」 耳元で名前を呼ぶだけで、コイツが異様に感じることはもうよく知ってる。 だからいつもわざとソコで名前を呼ぶ。 「好きだよ那津」 「んはぁあっ・・んぅ・・ふぅっ・・・」 「ほら。那津のケツはまだ欲しいって言ってる」 俺の声にやたらと反応して全身を震わせると、 切なそうに声をあげた。 「も・・っ・・だめっ・・ムリ・・っ・・」 その声を無視して体を起こすとまた、ゆっくりナカを擦りだす。 実際、本当の那津の限界はまだまだ先だ。 その証拠に・・・ 「はぁっ・・あ・・・ぁああ・・っ・・」 那津は自分からケツを突き出すようにして、 俺の動きに合わせてなんとも気持ちよさそうに細い腰をくねらせている。 ゆっくりはイヤだと言いながら、 まるで自分から俺をさらにオクへ、咥えるその場所で誘うのだ。 「はぁ、、たまんねぇ」 そのなんとも言えない卑猥な動きをきっと、 本人だけが気づいていないのだろう。 揺れるケツを両手で撫で回すと、その肌の弾力に満足する。 そこからまた、オクまで自分を咥えさせた。

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