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①:5 *
そんなに輝いた目で見られると、正直萎えるけれど。……でも、ボクの楽しみはコレだけじゃない。
──コレは、前座にすぎないのだから。
「ホラ、咥えて? 診てあげる」
足を開いて、咥えやすいように座り直す。真宵君は全裸のまま、ゆっくりとボクに近付いてくる。
脚をズリズリと床に這わせて、そのまま遠慮がちに、顔を寄せてきた。
「し、失礼します……っ」
声は控えめなくせに、咥える口は急いている。ボクの気が変わる前に、やってしまいたいんだろう。
「奥まで診てあげたいんだから、ちゃんとボクのこと悦ばせてね?」
「ふぁいっ」
チ×コを口に咥えたまま、真宵君が小さく頷く。
舌先で先端を舐め、唇をすぼめる。
「初めて舐めた時より上手になっちゃったね~っ?」
土で汚れた真宵君の頭を撫でると、嬉しそうに目を細めて、頷く。
初めてボクのを舐めさせたときは、想像以上にフェラがヘタクソだった。オマケにちっとも気持ち良くなかったのを、今でもハッキリと憶えている。
けど、さすがの優等生だ。週に何回か舐めさせていると、コツを掴んだのか。……それとも、ネットで調べて勉強したのかもしれないけど。今の真宵君は、すっかりボクの悦ばせ方を分かっているらしい。
裏筋をゆっくりと舐め、歯を立てないよう丁寧に、フェラを続ける。
「真宵君、気持ちいいよ……っ?」
ふと、視線を向けてみると。……真宵君の愚息が、形を変えていた。
「ホントに、ボクのを舐めるの大好きだよね~?」
いつもは清潔で、性欲とは無縁そうな優等生なくせに。浅ましいくらい、ボクとの行為に悦んでいる。
──男の象徴を舐めて、勃起させているのだから。
ボクは真宵君の髪を引っ張って、顔を股間に近付けさせた。
「んぐッ!」
「は~い、喉を診てあげるね~っ?」
「んんッ!」
完全に勃起したボクの性器を、真宵君のお望み通り喉の奥まで深々と突き刺す。すると、ついさっきまで悦ばせようと必死だった真宵君が突然、苦しそうに呻いた。
ボクは喉の奥に、男の性器を突っ込まれたことなんか、一度もない。けれど、きっと苦しいんだろう。だからと言って、わざわざ試したくはないけど。
真宵君が、目元に涙を浮かべている。
「泣いてるけど、ヤッパリ喉を怪我してるの? 乱暴に突っ込まれて、痛いのかな?」
「んんっ、んーッ!」
「ちょっと、いきなり動かないでよ……っ」
ボクの言葉に首を振る真宵君の髪を、もう一度、ムリヤリ引っ張った。
後頭部を押さえ付けて、逃げられないようにする。喉の奥に異物が当たっている真宵君は、鼻息を荒々しく鳴らす。
「スゴイ……っ。奥、気持ちいいよ……っ」
「ふぅーッ、んッ! んぐッ!」
「あれれ~っ? どうして逃げようとしてるのかな~っ?」
両足で頭を固定すると、真宵君がポロポロと涙を流した。
……仕方ない。苦しさから、ボクに奉仕する余裕が無くなった真宵君の代わりに、ボク自身が動くことにしよう。
ただでさえ苦しそうに泣いている真宵君の喉奥目掛けて、腰を動かしてみた。その動きは、初めて真宵君にフェラさせた時と同じ動きだ。
「んぐゥッ!」
「あっははっ! ねぇ、ちょっと吐きそうになってない?」
突然の圧迫に、喉の奥がひくついている。それもそっか。
ボクにとったら堪らなく気持ちいいけど、真宵君からしたら苦痛でしかないはずなのだから。
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