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①:6 *
腰を引いて、もう一度奥まで、遠慮なく突き挿れる。
そんな抽挿を繰り返しているのに、真宵君の愚息は先端から蜜を溢れさせているようだ。テラテラと濡れそぼって、体育倉庫の床を濡らしている。
苦しくて辛いくせに、悦ぶなんて……。彼はきっと、生粋のマゾに違いない。
まぁ、ボクにはマゾの知り合いなんていないから、実際のところどうなのかは知らないけどさ。
「ねぇ、真宵君」
「んぐっ、ん……ッ?」
「誰かから聞いたんだけど、精液が目にかかるとね? 失明、しちゃうんだってさ~」
腰の動きはそのままに、ボクは真宵君に語り掛けた。
真宵君は、その話を知っているんだろう。涙で顔をグチャグチャにさせたまま、小さく頷いている。
ボクはそんな真宵君の頭を撫でて、ニッコリと笑った。
「──本当かどうか、試してみようか」
「──ッ!」
ボクの言葉に、真宵君の頭が逃げようと動く。
けど、頭を両足で固定しているのだから逃げられるはずがない。真宵君が頭を引こうとしたのは分かったから、すぐ両足に力を入れて、頭を股間に引き寄せる。
「んーッ! んぐぅッ!」
「ふふっ、イヤなんだ? 必死だね?」
でも、止めてあげるつもりはない。
「真宵君、かけるよ……っ」
「んぅーッ!」
「あははっ、はは……っ。いいよ、真宵君。ボクそろそろ、イキそ……っ」
首を横に振って、拒絶している真宵君にお構いなく。ボクは、腰の動きを速める。
そして、射精する寸前で口から引き抜いた。
「真宵君……っ」
「ひぁ、ッ!」
数回だけブツを扱き、真宵君の顔に容赦なく精液をぶちまける。
悲しげに歪められた真宵君の顔が、ボクの精液によって白く汚されていく。
額に、鼻に、頬に、そして髪にも精液がかかる。
「……ふぅ。……あっはは! 良かったね~、メガネがあって。目に精液がかからなくて済んだよ~?」
目にかけてやろうと狙ってみたが、メガネが邪魔でかからなかった。……まぁ、小生意気にも目を閉じていたから、メガネがなくたって入らなかっただろうけど。
「はぁ……っ、佐渡様……っ」
「うわっ、気持ち悪~いっ」
真宵君はうっとりとした表情でボクの名前を呟きながら、顔に付いた精液を舌で舐めとろうとしている。
必死に舌を伸ばして、口の周りを舐めている真宵君は……ヤッパリ、浅ましい。
しかも、よく見ると。
──真宵君の下腹部には、ボクのじゃない精液が飛び散っていた。
「失明するって考えて、射精しちゃったの?」
「申し訳ありません……っ」
そう言いながらも、真宵君は舌を動かし続けている。
数分前までは、教室で清潔且つ高貴な印象を与えていたはずの真宵君なのに……。今では、見る影もない。
自分の涙とボクの精液で顔をグチャグチャにした真宵君は、誰がどう贔屓目に見てあげても、優等生には見えないはずだ。しかも足元には、自分自身の精液が飛び散っている。
……そもそも、体育倉庫で全裸になっている時点でアウトだろうしね。
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