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 腰を引いて、もう一度奥まで、遠慮なく突き挿れる。  そんな抽挿を繰り返しているのに、真宵君の愚息は先端から蜜を溢れさせているようだ。テラテラと濡れそぼって、体育倉庫の床を濡らしている。  苦しくて辛いくせに、悦ぶなんて……。彼はきっと、生粋のマゾに違いない。  まぁ、ボクにはマゾの知り合いなんていないから、実際のところどうなのかは知らないけどさ。 「ねぇ、真宵君」 「んぐっ、ん……ッ?」 「誰かから聞いたんだけど、精液が目にかかるとね? 失明、しちゃうんだってさ~」  腰の動きはそのままに、ボクは真宵君に語り掛けた。  真宵君は、その話を知っているんだろう。涙で顔をグチャグチャにさせたまま、小さく頷いている。  ボクはそんな真宵君の頭を撫でて、ニッコリと笑った。 「──本当かどうか、試してみようか」 「──ッ!」  ボクの言葉に、真宵君の頭が逃げようと動く。  けど、頭を両足で固定しているのだから逃げられるはずがない。真宵君が頭を引こうとしたのは分かったから、すぐ両足に力を入れて、頭を股間に引き寄せる。 「んーッ! んぐぅッ!」 「ふふっ、イヤなんだ? 必死だね?」  でも、止めてあげるつもりはない。 「真宵君、かけるよ……っ」 「んぅーッ!」 「あははっ、はは……っ。いいよ、真宵君。ボクそろそろ、イキそ……っ」  首を横に振って、拒絶している真宵君にお構いなく。ボクは、腰の動きを速める。  そして、射精する寸前で口から引き抜いた。 「真宵君……っ」 「ひぁ、ッ!」  数回だけブツを扱き、真宵君の顔に容赦なく精液をぶちまける。  悲しげに歪められた真宵君の顔が、ボクの精液によって白く汚されていく。  額に、鼻に、頬に、そして髪にも精液がかかる。 「……ふぅ。……あっはは! 良かったね~、メガネがあって。目に精液がかからなくて済んだよ~?」  目にかけてやろうと狙ってみたが、メガネが邪魔でかからなかった。……まぁ、小生意気にも目を閉じていたから、メガネがなくたって入らなかっただろうけど。 「はぁ……っ、佐渡様……っ」 「うわっ、気持ち悪~いっ」  真宵君はうっとりとした表情でボクの名前を呟きながら、顔に付いた精液を舌で舐めとろうとしている。  必死に舌を伸ばして、口の周りを舐めている真宵君は……ヤッパリ、浅ましい。  しかも、よく見ると。  ──真宵君の下腹部には、ボクのじゃない精液が飛び散っていた。 「失明するって考えて、射精しちゃったの?」 「申し訳ありません……っ」  そう言いながらも、真宵君は舌を動かし続けている。  数分前までは、教室で清潔且つ高貴な印象を与えていたはずの真宵君なのに……。今では、見る影もない。  自分の涙とボクの精液で顔をグチャグチャにした真宵君は、誰がどう贔屓目に見てあげても、優等生には見えないはずだ。しかも足元には、自分自身の精液が飛び散っている。  ……そもそも、体育倉庫で全裸になっている時点でアウトだろうしね。

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