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①:11 *

 ボクからの許可を得て。  真宵君が更に激しく、腰を打ち付けてきた。 「佐渡様、佐渡様ッ!」  一際奥深く逸物を突き挿れると、真宵君の体が大きく震える。  その感覚に、ボクは声をあげた。 「ふぁあ、っ! あつ、熱いぃ……んんっ!」  愚息をビクビクと痙攣させて、ボクのお尻にたっぷりと精液を注ぎ込む。  もしかして男のボクを孕ませるつもりなのかと、そう疑ってしまうほど。真宵君は長く長く、射精している。 「あぁ……っ、お尻のナカ……真宵君ので、いっぱいだねぇ……っ?」  二回も精液を注ぎ込まれて、なんだかフワフワした気分になってきた。  ボクは笑みを浮かべて、真宵君の首に手を添える。 「ねぇ、ボクのこともイカせて……っ?」  まだ、物足りない。この程度のピストン運動で、ボクが満足できるわけないじゃないか。  まだ衰えていない真宵君の愚息が、再びボクのナカを擦り始める。 「……あ、っ! やっ、ぁん! 精液、がぁ……っ! お尻の、ナカで……ふぁ、ぁあ……っ!」  二回分の精液が、真宵君の抜き刺しによっていやらしい水音を奏でた。  グチュグチュと音を立てて、ボクのお尻にムリヤリ染み込ませるかのように、精液を泡立てている。  完璧に、犯されているのだ。男にナカ出しをされて、精液を擦りつけられて、男性器で喘がされて。  正直、サイアクの気分だよ。……けど、相手が真宵君なら、ヤッパリ堪らない。 「佐渡様……素晴らしいですッ!」  下を向けば、ボク好みの【美】が、顔を歪めている。  涙と精液でグチャグチャになっていた顔は、汗も混ざって更に汚らしい。こんな姿、誰が見たってドン引きするだろう。  自分の立派な逸物をまるでディルドのように扱われて、愛なんか無いこの行為に、何回も付き合わされて……。本当に、可哀想な真宵君だ。  まぁ、正直なところ同情する気持ちなんか、これっぽちも湧いてこないけどね。 「あぁ、っ! あんっ、んん! ま、真宵君、もっとたっぷり……ナカに出してぇ、っ!」  精子を、無意味に吐き出してしまえ。  最高の遺伝子を、ムダ遣いしろ。  みっともなく、男に欲情したらいい。  ボク自身の手で、最高な優等生をサイテイサイアクな劣等生にしてあげよう。 「佐渡様、どうか……どうか家畜風情に、その高貴なる精液をおかけください……ッ!」 「うん、うんっ! 出ちゃう、出ちゃうからぁ、っ! 豚未満の下劣な肉に、かけてあげる……っ! あ、あっ! あぁ、ぁあんっ!」  ──それが、完璧な君のサイアクな奉公に対する、ボクからの最上級な返礼だ。  真宵君が、五回目の射精をすると同時に。ボクも、真宵君の体に向かって射精した。 「ふぁ、ぁあっ!」 「佐渡様ッ!」  ボクは背を仰け反らせて、真宵君は腰を打ち付けて。  お互いに、長い時間をかけてたっぷりと。……精液を、吐き出す。 「あぁ……はぁ、はあ……っ」  真宵君と繋がったまま、ボクは体育倉庫の天井を見上げて、息を整える。  ボクの下では、真宵君も同じように荒い息を吐いているようだ。 「はぁ、はーっ。……佐渡、様……っ」  ボクの名前を呼んで惚けている真宵君の首に、ボクはギュッと、指を食い込ませる。 「──なにバテてるの? 誰が、いつ、休んでいいって言ったわけ?」  そう言うと。  真宵君がボクのナカでまた、熱くそそり勃った。

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