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07※
まだ夢心地のような中、酒臭いキスをしていつの間にかに射精していた自分の腹の上に溜まった精子の熱を感じながらも更に溺れていく。
「っ、も、ちめさん……ッ」
何度目かのキスをしながら、腹の奥、収まった望眼のものから精液が溢れ出すのを感じながら俺は目を細めた。
熱くて、気持ちいい。ふわふわと頭を撫でる手、下唇を擽る感触に目を細めながら、俺は満たされる下腹部を見る。
「……っ、良平」
「望眼さん……? ん、う……ッ!」
「……もう一回、いいか」
え、とアホみたいな声が出た矢先。精液で満たされたそこをかき混ぜるように再び腰を動かしだす望眼に堪らず声が漏れた。
先走りだけではなく精液でぐずぐずになった中を先程よりもスムーズな抽挿で犯され、愛撫される。射精したばかりにも関わらずあっという間に固くなった性器で奥を執拗にノックされるだけで全身が跳ね上がり、待ってください、と止める言葉も発することはできなかった。
「っ、ぁ、……ッ、は、ふ……ッ! そ、こ……ッ、ぉ゛……ッ!」
「……ッ、ここが、好きなのか……っ?」
「い゛ッ、ぐう゛……ッ!! ぁー……っ、う、そこ……ッ、すき……ッ! ひ、」
片腿を掴まれ、体をひっくり返した状態で俺のいいところに当たるように何度も腰を打ち付けられ、逃げようと浮く体を絡みつく腕によって抱きすくめられる。そのまま短い間隔で執拗に突き上げられれば、押し出されるように開いた尿道口からはどろりと精液が吹き出した。
それを見て望眼は興奮したように息を吐き、更に中に入ったソレがドクドクとより一層熱と嵩を増す。摩擦のあまり腫れ上がった中を更に責められれば、余計快感に足を取られた。
「はっ、ぁ、……っ、あー……っ!」
最早人語を話すこともできず、ひたすら望眼を受け入れるためだけの体になったような、そんな錯覚を覚えるほどだった。
痺れ、腫れ上がる乳首を柔らかく抓られるだけで中と連動してるみたいに内壁がヒクヒクと甘く痙攣する。それが気持ちいいのか、望眼は小さく笑って更に俺の胸を愛撫しながら犯してくるのだ。
「は、……ッ、ぅ゛、……ッ!」
「良平、すげえ気持ちいい……ッ、」
「ぁ、あ……っ、ありがと、ぉ゛、ござ……いまひゅ……ッ!」
呂律も頭も回らない中、望眼に褒められる度に心の奥がきゅっと反応する。褒められ、頭を撫でられると心が喜んでしまうのだ。
そんな状態で犯されるのだからますます頭が回らなくなって、それでも多幸感のようなものに包まれながらも俺はもっと褒めてもらいたくて望眼に気持ちよくなってもらおうとしていた。
本当にアルコールというものは恐ろしいものだと思う。望眼も俺も酔っていたのだ。
既に望眼の精液が溜まっていた腹の中に二度目の中出しをされ、どくどくと満たされていく下腹部。
力尽き、へたり込む俺から性器を抜いた望眼。その動作ですらイッてしまいそうになりながらも、そのまま体を抱き抱えられ、望眼の膝の上に座らせられる。
「っ、ま、って……くださ……も……」
もう流石に体力が残ってないです、と望眼を振り返ろうとすれば「駄目か?」なんて少し眉を下げて犬みたいな顔で聞いてくるのだ。
「……っ、も、望眼さん……っ、ん、……ッ」
「わかった、じゃあお前に負担はいかないようにするから。……それならいいか?」
「それって、どういう……」
意味ですか、と尋ねるよりも先に背後から伸びてきた手に胸を撫でられ、びくりと上半身が震えた。
「……っ、ん、ぅ……ッ」
「お前のこと、おかずにするくらいならいいだろ」
「な、に……言って……んん……ッ」
「あ、ちょっと触るくらいも駄目か?」
なあ、と耳元、耳朶を甘く噛まれ、耳の穴から鼓膜へと吹きかかる熱い息に下腹部が震える。
そのまま膨らんだ乳輪の部分を擦られ、それだけで先程まで性器を挿入されていた中が酷く疼いた。
そして尻の割れ目に押し付けられるのは見ずとも分かる勃起した望眼の性器だ。裏筋伝いにどくんどくんと脈打ち、存在を主張してくる。
「っ、さ、さわる……だけなら……」
「抓るのは?」
「ぅ、……っ、んん、……っ! や、やさしく……なら……ッ、ぁ、……ッ」
「ありがとな」と望眼に頬にキスをされ、右胸の乳首を絞るような状態で固定されたまま、先端の薄皮の部分を指の腹で擦られる。それだけで大きく体は震え、逃げそうになるのを支え直され、更にこすこすと乳首を撫でられて前のめりになりかけた。
「良平、お前本当胸弱いよな。……前の男の影響か?」
「わ、わかんない、です……っ、そんな……っ」
「少なくとも、こんなエロい乳首のやついねーって。もっと誇っていいぞ」
「ぉ、おっさんみたいなこと……っ、ぉ゛……ッ、んん……っ!」
「おっさんって言うなよ、あんま変わんねえだろ俺ら」
笑いながらも、執拗に右乳首だけを愛撫される。背後でぬちぬちと粘着質な音と、望眼の吐息がすぐ頭の裏側から聞こえてきた。
「ぁ゛……っ、はー……ッ、んん……ッ」
「良平? ……は、とろっとろだな」
望眼さんこそ、と言う言葉は口にできなかった。背後で扱かれていた性器がぴたりと臀部の割れ目に押し当てられ、腰が震える。先程まで中に挿れられていたものの質量を皮膚で感じ、無意識の内にぴとりと背後の望眼にくっついていた。
そうすると、自然と俺の臀部と望眼の体でそれは挟まれるわけで。
「……っ、も、望眼さん……」
「なんだよ」
「っ、…………」
自分から待ってと拒んだ手前、あっさりと掌を返すことに躊躇する。今更ではあると自覚はあった。挿れてほしい、の一言を口にすることができず、そのまま谷間に押し当てられたそれを割れ目で挟むよう、柔らかく腰を動かす。
先程までの挿入で腫れた肛門に望眼のものが掠める度に呼吸が浅くなり、尻の間にある望眼のものがびくんと跳ねるのを肌で感じた。
「……良平、お前……っ」
「ん、ぅ……ッ」
「お前、わざとだろ?」
「っ、は、……ッ、ん、ぁ……ッ」
背後から肩を掴まれたと思えば、そのまま大きく抱き寄せられたと同時に下からズルリと大きく性器を這わされる。瞬間、背筋に甘い電流が走り、思わず胸を逸した。望眼の指は『逃げるな』と言うかのようにぽってりと赤く腫れた乳首を指で弾く。その刺激はまるで下半身、勃起しっぱなしの性器に直結したように腰に響き、堪らず「あっ」と女の子みたいな声が出てしまって顔が熱くなった。
「誘い方、上手いよな。本当……っ」
「も、ちめさん……ッぉ、おれ……また……ッ」
「ヤりたくなった?」
亀頭のカリの部分で、めくれ上がった肛門をぷにぷにと緩く押し上げられ、ひくりと喉が震えた。先程までの行為を思い出し、喉が急速に乾いていくようだった。
声をあげるのも恥ずかしかった。優しい声で耳をくすぐられ、小さくこくりと頷き返せば背後で望眼は笑う。
「お前、正直すぎ」
それは俺もそう思う。
既に先程の名残で柔らかく濡れそぼったそこへの挿入は大分スムーズで、異物感と思っていたその挿入時に伴う内側からの圧迫感すらも心地よさを感じる体になってしまっていると気付いたときにはもう自分ではどうすることもできなかった。
最早出るものも出なくなり、何回イッたのか自分でもわからなくなっていた。
一回すれば終わるだろうと思っていた望眼との行為も一、二回では収まらず、結局体位を変えて汎ゆる体勢で犯された記憶はぼんやりと残っていた。
そして案の定、最中に意識を飛ばしてしまったようだ。次に意識を取り戻したとき、俺は裸の望眼の腕の中だった。
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