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第5話

首には黒いレザーの首輪が嵌められ、犬のようにリードが繋がれている。 リードで引きづられるように歩きながら、キングサイズのベッドにたどり着く。 「ほら、ベッドの上でちゃんと自分で見せつけろ」 「み、見せつけろ、て....?」 また、バシン!と尻を叩かれ、ああ!と叫んだ。 「なに感じてんだよ、穴見せろってんだよ、穴」 泣きそうになりながら、いや、半ば、半べそで航平は手錠で後ろ手に両手は拘束されたまま、腰を突き上げた。 痛いほど、そこに樹の視線を感じとる。 「ふーん。結構、使い込んでるね」 「な....っ!」 樹の指が未開発の穴をなぞり、思わず、反論しようと無理やり上半身を上げると再び、部屋中に響くかのような音が鳴る。 航平の尻は真っ赤だ。 「可愛い。桃みたい」 ニコニコと赤く腫れた航平の尻を撫でては揉みしだく。 「ちゅ、中三の癖に...!」 「中三だから?だからなに?」 ズブ、と樹の人差し指がアナルに容赦なく突き刺さり、航平はそれ以上、なにも言えなくなった。 あろうことか、航平のアナルにヒヤッとした感触。 航平でもわかる、いや、今まで逆の立場だったからこそわかる。穴にローションを垂らされた。 指を増やされる。 まさか、自分が、しかも年下の中三に犯されるなんて...と枕に顔を突っ伏し、腰を高く上げさせられ、涙ぐんだ。 指が抜かれた、と、安堵する暇なく、味わったことのない異物感が宛てがわれ、容赦なく、差し込まれた。 「先生、素質あるんじゃない?ココ、凄い元気だね」 見た目によらぬ巨根を突き刺したまま、樹は航平の勃起を優しく擦った。

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