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第二十六話 愁の幸せは「葵の幸せ」、葵の幸せは「愁が欲しい」ということである。⑥

 生まれて初めてのセックス、射精に愁の背筋は粟立ち、視界がチカチカして頭の中を快楽の白い閃光が埋め尽くした。 「あっ……ぉ……♡ 熱ぅ……しゅ……愁くんの…… 熱いの……まだ……ぁぐッ♡ 射精()てる…………♡ 」 「ハぁッ、ハァッ……く……ぅ……ごめんなさッ…… な、中に……ハッ……」 葵はそんな愁が可愛く見えたのか、ただただ 可笑しかったのか、ほんの少し瞳を細めて笑ってみせ、 「ハァ……ハァ……♡ もぉ……あやまらないでよ……♡ 」 そう言って抱きついて、マショマロみたいに触り 心地の良い身体をすり寄せて、 「おなかの中、愁君の熱いのでいっぱいで……今、すっごく幸せなんだ……♡ 」 甘い息を耳朶に吹くみたいにして、 「だから……彼女の僕に、もっと幸せを注いでほしいな……♡♡ 」 「ッッッ……」 露骨な言葉を囁く。 「ふふっ……なーんてねっ♪ そんなすぐに…… あぅッ!? 」 今まで自分以外に一度も触れられて来なかった 雄芯は、たったそれだけの刺激でも悦び打ち震え、 「あぁんッ……♡ さっきより……ぃ……おっきッ♡ な、なんでッ……ぁぐッ♡ 」 「わかりませんッ……」 葵の秘蕾をみちみちと広げ、雄膣の中ではちきれんばかりに復活する。 「ッ……けど、彼女にそんな可愛いこと言われたら、彼氏はみんなこうなるんじゃないですか……? 」 「そ、そうなの……? ンアッ……♡ 」 「く……ほ、他は、わからないですけど……おれの……俺の彼女は、特別……可愛くて、美人ですから……」 「はぅぅッ……♡ も、もぉッ! バカッ♡♡ そんなこと言われたらぁ……♡ 」 本音を伝えた途端に、パシパシと肩を何度も叩かれる愁。しかし叩く葵の頬は真っ赤で、唇は嬉しそうにほころんで、 「もっと気持ちよくしてあげたくなっちゃうじゃなぃ……かッ……♡ 」 「うぁッ……!? 」 開ききった秘蕾は陰茎の根元をキュ……♡ と締め付けた。 「んッ……♡ んん……んッ……♡ 」 「あぁ……ぁ……あおいさ……あッ……」 葵の指先に力が入るのを感じる両の肩、未だに チカチカとする愁の視界は、ずっしりとした お尻が徐々にあがっていくのをただ見守る ことしか出来ないでいる。 「ぅ……あ……あぁ……」 「ゃ、あ……そんな……ンッ♡ 見ちゃだめ…… 恥ずかしぃ……アッ……ンンッ!!♡ 」 真っ赤な恥じらい顔で、そう言われても愁は愛液と精液でどろどろになった葵の亀頭から余計に 眼が離せなかった。淫らに上を向く濃桃色、見入っているうちにその根元の陰囊の裏から、もっと白濁でどろどろになった愁自身の陰茎が雁首まで覗けてきたかと思うと、 ずッ……ちゅううぅ……♡ 葵の秘蕾に吸い付かれ、血管の浮き出た陰茎は 根元まで一気に飲み込まれる。 「あッ……あ……ぅ……」 葵の細腕が愁の首に絡みつく。真っ白な牛乳色の肌と蜜色の肌はぴったりと密着して混ざり合い、 「ハーッ……♡ ハーッ……♡ ぅ……動くね……♡ 」 耳朶に噛みつくように吐かれたあたたかな息と 言葉を皮切りに、葵は重量感ある桃尻を跳ね上げ沈める。その往復運動は信じられないほど鮮烈な快楽を生む。 ぬッちゅ、ぶッぢゅ……ッ♡ 「あッ……♡ あ゛ぁッ♡ 」 ずッちゅ……ぬっちゅ……♡  「ンアァッ♡ ハァ♡ あっ……♡ 」 陰茎を強く締め付けたままの秘蕾は、愁の鈴口 からほとばしる愛液と精液の混ざりあった白濁を潤滑油のようにして、滑らかに、激しく雄芯を 飲み込み、 ぐっちゅ、ぐっちゅ、ぐっちゅッ……♡♡  「あッ……ンン゛ッ♡ 凄ィィッ!! ハッ♡ ハァッ♡ アぁッ!♡ あッ!♡ 愁くんの……熱いの……ぉ……ぼくのッ……僕の……知らにゃ…… トコッッ♡ 全部ッ♡ こすってぇ…… ぐッ……♡♡ 」 愁の亀頭は最奥の柔らかな壁に何度も何度も叩きつけられ、 「はぁ、はぁッ……ゃ……あッ!? ァ、葵さんッ……そんなに……ぃ゛……ぅ、動かれたらッ…… また……ッ」 肉壁に咀嚼されるたまらない快楽に、愁の腰が浮いて陰囊の中で出来たての精液がグツグツと煮えたぎり尿道を押し拡げ、昇っていくのを感じる。 「ハッ……♡ ハッ♡ い゛ッ……いいけど……ォも……らめッ……ンン゛ッ……♡ 」 「ハァ……ハァッ……く……ぅ……」 ぱちュ! ぱちュ! ぱちゅッ……♡♡♡ リビングには肉のぶつかる音と、甘いシロップを 棒で乱暴に掻き混ぜるような粘度の高い水音が鳴り響く。 「ンッ♡ ンアッ♡ ハァ、ハッ、ぼ、僕のがッッ……さきに゛ぃ……ぃ゛……あッ♡ あ゛ッ♡  げんかッッ……限界ッッ!♡ 」 叫びにも似た声を皮切りに、今まで愁の上で激しく踊らせていた腰がガクつき始め、 「あ゛ッ……い゛くッ♡ あ゛ァァッ♡  イグッ♡ 射精()ッちゃッ……!!♡ あッ!♡ あ゛ぁッ!!♡♡ 」 「ハァッ、ハァ……ぁ……!? 」 ピタッと止まったかと思うと、二人の身体の狭い隙間で、ぷるんぷるんと小刻みに揺れ卵白みたいな愛液をばら撒く雄芯、その濃厚色の先端から、 ぱちゅっ! ぱちゅっ!♡ ビュッ♡ ビュリュ……♡ ビュルルッ……♡ 愛液に混じってヨーグルトのように濃厚な白濁が愁のお腹の上にたっぷりと吐き出され、  「ハァァ、ハァッ……♡ ハッ♡ ハ♡ ァ…… ハァ……♡♡ ぁ……あは♡ まら……でて……♡ 」 ビュリュ……♡ ビュッ……♡♡ パタパタ……と愁のお腹の上に白濁のねっとりとした水玉をつくる。 「ハゥッ……♡ ハァーッ♡ ハッ……ご、ごめんッ……ね……♡ 」 到達した余韻に腰を痙攣させ、愁の首もとに顔を、ふにゅんと不時着させて肩で息をする葵。 「もっろ……気持ちよくするって……ァ……言ったのに……ぃ……ハァ……♡ 」 「ハァ……ハァ……」 「ハッ……しゅ、愁くん……僕だけ……先に…… ハァ、ハ、それにぁ……ハァ、汗くさい……よね…… ハァ……ァ……お腹にも……ぃ、いっぱぃ……」 そんなこと今の愁にはどうでもよかった、 「ハァ……ハ……ぃ……いえ、ただ……」 愁の頭は今、灼けそうなほど熱い焦燥に満たされていて…… 「ハァ……も、もう少し……」 「ハァ、ハァ……は、はわッ!? 」 はち切れそうなほど勃起し続けるばかりで快楽の頂点に到達できなかった身体が、気づけば葵を少し乱暴にソファに寝転がして鼻息荒く覆いかぶさっていた。 「しゅ……愁くん……? 」 この短時間で覚えた強烈な快楽を求めた故の衝動的な行動に、 「ッ……お、俺ッ……葵さんに、なんてこと……ッ」 愁自身が信じられずハッと驚き呆気に取られた。 「ご、ごめんなさ……ッ!? つぃ……どこか痛くはなッ……」 そんな愁に、不意をつかれたであろう葵も一瞬は眼を丸くしたものの、 「ふふっ……♡ 可愛ぃ……♡♡ 」 「いッ……!? 」 すぐに笑みを取り戻し愁の腰にその白く汗で 艶めく、むっちりとした太ももを絡ませ、 「ハァァ♡♡ それに、嬉しい……押し倒すくらい、僕に興奮してくれて……♡♡ ガマン、出来なかったんでしょ……?♡ 」 「あッ!? は……ッ……は、はぃ……」 「なら、遠慮しないで……♡ 僕は普段の やさしい愁くんも……いまみたいな、男の子の 愁くんも……」 表情に嬉しさを隠しきれない葵は、雄芯を抜かさせないと言わんばかりに、両脚で愁のお尻を 力強く押さえてくる。 「どっちも大好きだから……♡ 」 「アッ!? だ、だめですッ……そんなに締められては……ぁ……あぁ……」 ソファに寝転んだまま愁を見上げる葵は、秘蕾の奥のとろとろの肉壁を、呼吸に合わせキュ……♡ キュゥ……♡ と締めたり緩めたりして、愁の 陰茎に堪らない刺激を与えながら、 「ンッ……♡ 愁くんの……熱いの、僕の中に いっぱい射精()して……」 やさしく諭すように言って、 「ねっ……?♡♡ 」 首を少しだけ傾げ、妖しく微笑んだ。 「く……ぅう……ッ」 「はぐッ♡ そ……そう……あッ♡ す、好きに…… 動いて……あッ♡ あ……♡ 僕は、何回でも…… ♡ オ゛ッ……♡♡ 」 愁に返事をする余裕など無かった、葵の両脚から力が抜けると、射精出来ず陰囊に溜まった熱い ものが腰を勝手に動かして、 ぬちゅ……♡ ぱちゅんッ……♡  「ンア゛ァァあ……ッッ!♡♡ あぅッ♡ 」 ぱちゅっ♡ ぱちゅっ♡  「お゛ッ!♡ あッ!♡ 」 頂点を目指し雄芯を振り立てさせる。 ぱんッ!♡ ぱんッ!♡ ぱんッ!♡ 「すごッ……ぉ……突かれりゅたび……イッ♡  イッてりゅ! あ゛ッ♡ またイ゛ッちゃ……!? あぁッ!♡ あッ♡ 」 ぴゅる……♡♡ 血管の浮き出した根元から先端までぱんぱんの 雄芯が雄膣を容赦なく引っ掻くたび、軽い痙攣 を繰り返す葵、 「ハァ、ハァ……ぁ……ツッ……」 突くたび揺れる勃起の先端から洩れる火傷しそうなほど熱い愛液が、愁のお腹をキャンバスみたいにして乱雑に描き殴る。 「あッ……♡ ぅ、動かれららけれ……ッッ♡ イ゛ッ……ぐ……♡ 」 ぱんッ!♡ ぱんッ!♡ ぱんッ!!♡……   「知らにゃ……♡ こんにゃ……あぁッ!♡  あッ♡ あ゛ぁあッ♡ 」 「ハァッ、ハァッ……も……もぉ……」 股間の中心から凄まじい勢いで背骨を駆け上がる快楽に全てをゆだね腰を振ると、全身がとろけそうなほど熱くなっていく。 「射精()……ッ……射精()って……ハァ、ハァ……しまいそうで……アッ……ァ……また……なか……ッ……」 ぱんッ! ぱんッ、ぱんッ、ぱんッ……!! 「い、いい……ッ……ですかッ……!? く……うぅ……」 ぱんッ、ぱちゅッ、ぱんッ、ぱんッ……!!♡♡ 「ぅ……あッ!♡ あ゛ぁッ!♡ うんッ♡  うんッ!♡ ぼく、も……お゛ッ……」 美しい顔を快楽に歪め、瞳に涙をためて仕切りに頷く葵を見て、限界間近の雄芯を狂おしいほどに振り立て熱々の肉襞をカリで引っ掻く。 たぱんッ!♡ たぱんッ……!♡ たぱッ……♡  「あ゛ッ♡ あぅッ♡ あッッ♡♡ 」 とぱんッ……ぱんッ! たぱんッ! ぱんッ!♡♡ 「あぁぅッ♡ 愁くッ♡ 愁く♡ あッ……ァ……♡ しゅ……あッ……ンア゛アッッ♡ 」 愁の首にしがみつき舌っ足らずに名を呼ぶ葵は、与えられる快楽に嬉々として身を捩らせ腰を震わせ、鈴口から洩れ撒かれる愛液は段々と白濁混じりとなっていき…… ぱんッ! ぱんッ! ぱんッ!♡ 「ハァッ♡ しゅご……ぉぉッ♡ ひ……一突きされるたび……ィイ゛ぐッッ……♡♡ アァッ♡ あ゛ッ♡ あッ♡ 」 ぱんッ!ぱんッ!!ぱんッ!!ぱんッ………♡♡ 「ハァ! ハァ! ァ……ぅ……あッ……葵さ……ッ 射精()きますッッ! ぃ……ッッ!! 」 「ンン゛ッ!♡ 射精()ひてッ!♡ 射精()してッ!!♡ ぼくの……ンッ♡ にゃかッ!♡ あッ♡ お、オマ♡コの中にッ!!♡♡ 」 「ッ……あッ……あぁッ……くぅぅッ!!? 」 雄芯を突き上げては襲う強烈な刺激に愁は思わず首を仰け反らせ声を漏らし、陰囊からアツアツ グラグラの熱い塊が湧き上がる…… ドプッ!♡♡ ビュルルッッ!♡  ビュ──ッッ♡♡♡ それを葵の雄膣の最奥に、容赦なく吐き出した。 「ホ……ォォッ♡ ぉ……ぐ……熱……ッ♡  ゼリーみたいにゃの……まだ……ぁ……でて…… ハッ♡ ハァッ♡ 」 「ハァ、ハァ、ハァ……ッ……」 雄芯の先端からお腹全体までが波打つように痙攣するのが止められず、脈動するたび頭が真っ白に染まるあの快感が愁を襲い、 「ハァ、ハァ……ふぇ……っ!? 」 身体中からゆっくりと力が抜けて、そのまま重力に逆らうこともなく、溶けたみたいに葵の胸にもたれかかった。 「ハァ……ハッ……ご、ごめんなさぃ……ハッ……ハァ……こんな……の……初めてで……ハァ……」 「は、はぅッ……だ……大丈夫……? 」 「だ……大丈夫です……葵さんこそ……おれ…… ちっともやさしく出来なくて……どこか……痛いとことかない……ですか……? 」 そう尋ねると、子供をあやすように汗で湿りを おびた髪の毛をやさしく撫でられた、 「やさしいょ……♡ フフッ……♪ へーき♡  愁くん、いっぱい頑張ったね……♡♡ 」 誰かに頭を撫でられるなんて久しぶりであり、 その気持ち良さに眼がとろんとなって、 「そう……言ってもらえると……」 ふと葵を見上げると、好意に満ちた視線と視線が甘く絡んだ。 「ぁは……情けないですけど……少しだけ、こうしてていいですか……? 」 「いいょ……♡ いくらでも……」 葵の細い両腕に抱き寄せられ、より感じることの 出来る柔らかな感触と、香る汗の甘酸っぱい 匂いに幸せと感じ、 「愁くんの好きなだけ……♡ 」 「ありがと……ございます……ハァ……それにしても……」 セックスの余韻で思考力の落ちた頭では、もう愁も何を言っているのかもわからなくなりつつ、 「葵さんのオマ♡コ……とっても柔らかくて……ぁ……締めつけ……凄くて……はぁ……」 「ほわッ!? オ、オマ!? って……ぁう……」 耳まで真っ赤に火照る葵の顔を見詰めながら、 「はぁ……男の人のお尻も、そう言うんだって……驚きました……はぁ……俺、知らないことばっかりです……♪ 」 自身で言いながら、ほんのり照れて半ば微笑み。 「ふ、普通は言わないのッ、僕は……男でも…… き、君の……か、彼女だから……特別に……」 「そう……なんですか……? 」 葵は自分の口にした淫らな言葉に、今更照れるようにプイッと愁から瞳を逸らす、 「そ、そうだょ……」 「ッ…………♡ 」 その仕草が吸い込まれそうなくらい可愛く、 愛おしくて…… チュ……♡ 「ンッ……」 甘くあたたかな吐息、とろりと柔らかな唇に引き寄せられ、無意識に口付けを落としていた。 「ありがとうございます……なんであっても、 葵さんに特別って言われるの、凄く嬉しいです……♪ 」 「はぅッ……♡ 」 唇が触れそうな距離でそう告げると、 「愁くんッ……!♡♡ ンッ……♡♡ 」 「ンムッ!? ンン……」 「しゅうく……はむッ……♡ 可愛しゅぎ…… れろゅ……♡ 」 逸していた葵の瞳が愁に向き、今度は葵から愁へいやらしくかき混ぜられる優しいキスのお返し、 「ぁむっ……ンッ♡ チュ……♡ ひゅうく……♡  チュ……♡♡♡ 」 「ン……あおいしゃ……チュッ……♡ 」 口付けに言葉を織り交ぜながら、二人とも汗にまみれ、その汗を身体にぬりたくるように抱き合ってみたりしているうちに、 「ぁ……愁く……今日は、このまま……ずっと一緒にいて……ンチュ♡ 」 「ハァ……ぇ……れも……ご迷惑じゃ……ッッ」 首に回された葵の両腕と、腰に絡まったままの 両脚に、意欲みたいなものが込もって、 「帰っちゃ……だめ……♡ 愁くんと一緒のほうが……れりゅ♡ 嬉しぃ……し……それに……この ままじゃ……」 「ぉ……あッ……ッッ!? 」 「愁くん、おちんちん……まだまだ、つらい…… でしょ……?♡♡ ハァ♡ ァ……ンッ♡ 」 言いながら、葵の秘蕾も愁の陰茎の根元を キュン……♡ キュン……♡ と締付け、こちらも「離さないぞ……♡ 」と主張してくる。 「ぁ……ふッ……また……それ……ッ! だめれす……そんなに……締め……ぐッ……」 「ハァ♡ いいじゃないか……ぁ……♡ 初夜なんだし……僕、こんなに人に抱かれたいなんて……思ったの…… 初めて……♡ 」 ほぐれてすっかりふわとろになった雄膣の肉壁に、亀頭の先から陰茎の根元まで挟まれた愁の 果てたはずの雄芯は、そのあまりの気持ち良さに、さっきと同じ、もしくはそれ以上の昂ぶりを既に取り戻しており、 「ン……♡ それに明日は……ァ……おやすみだし……♡♡ 」 冷房もつけず愛しあい、じっとしていても汗が 伝う熱気の中、色っぽく柔らかな身体に絡まれ、 「お願い……愁くんの……おちんちんで、僕の オマ♡コ、いっぱい可愛がって……♡♡ 」 汗でしっとりとした葵の求めるような瞳に見られ、美しい口でそんな事を言われると、ごく控えめに表現してお願いを断ると言うのは誰にも簡単なことではなく、 「うッ……ぁ……も……もぉッ! 」 率直に言えば愁にはおおむね不可能なことだった。 「し、知りませんから……ねッッ! 」 ずちゅッ……!!♡♡ 「あ゛ッ♡ ハ……ァ……♡ 」 気づけば愁は、ソファと葵の背中の間に両方の腕を差し込み強く抱きしめ腰を振り、 ずっちゅッ!♡ ぬっちゅッ!♡ ぬっちゅッ!♡ ずッちゅ!♡  「ハァ、ハァ……気持ち良すぎて……腰が…… ハァ……わなないて……止まりそうにありませ……ン゛ッ……何回でも……おッ……」 反り返った雄芯の先端で、陰囊の裏の壁を何度も 何度も抉り、肉と肉の激しくぶつかり合う淫らな音を部屋に鳴り響かせ、 ぱんッ!♡ ぱんッッ!♡ ぱちゅッ!♡  「うァッ♡ あッ♡ い゛ぃッ♡ いいよッ……」 ぱンッ!!♡ ぱんッッ!♡ …………   「一晩中でも……ぉ……オ゛ホォッ♡ 何回ぃ……ィ……でも……ォ……ッ♡ ハァ♡ アッ!♡ 」 愁に突き上げられる快感に嬉しくてたまらないというように葵の瞳がキラキラ光って腰が跳ね、 幸せそうに息を弾ませている。 「ハァッ♡ ハァ♡ やぁッ♡ ひと突きごとにイ゛ッちゃッ!♡ あんッ♡ あッ!♡  あッ!♡ 」 ぱんッ!♡ ぱんッ!♡ ぱぁんッ!♡ ぱぁんッ!♡    「ハァ! ハァ……ッ! ほんとに……ぃ…… 寝かせませんから……ッ! 」 ぱんッ……!!♡♡♡ 「あぎゅッ!♡ うんッッ♡ うんッッ!♡  寝かせないれッ!!♡ アハッ……あッ♡ 」 ぱんッ! ぱんッ! ぱんッ!!♡♡♡   「あッ♡ 僕の……ぉ……♡ おま♡こ…… オ゛ッ♡……たっぷり……可愛がって……♡♡♡ 」 昼の顔からは想像も出来ない淫猥で婬靡な葵と 触れて、一つに繋がっていると愁の胸の奥から 名前も知らない愛欲と幸福の混じった気持ちが、おさえてもおさえてもむらむらと込み上げて、 ぱんッ!♡ ぱんッ!♡ ぱんッ!♡ ぱんッ!♡ 「愁くッ♡ あ゛ぁッ!♡ あ゛ッ!♡  しゅうくッ!♡♡ 」 ぱんッ!♡ ぱんッ!♡ ぱんッ!♡ ぱんッ!♡…………♡♡♡♡♡ 「あ゛ッ!!♡ しゅうくんッ♡ あ……ンンッ!♡ アァアッ!!♡ あ゛ぁッッ……!!♡♡ 」 葵の口からは喘ぎがほとばしり、愁の名が混じった嬌声から徐々に叫び声に近いものへと変わっていく。そして二人っきりの夢のように甘美で濃密な時間は、夜が更けても終わる事なく…… 泣き出しそうになるほどの快楽による葵の嬌声は、朝方まで止まることはなかった。

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